同級生の菊池とマウンドで対決したい。秋山が開幕ローテーション入りとともに、来季の目標のひとつに掲げた。
「雄星とは投げ合ったことはないです。投げ合いたい? そうですね。肩を並べられるようにしたい」
この日は、少年野球チームの子どもたちとキャッチボールやゲームなどで触れ合ってリフレッシュ。そんな秋山の来季の誓いは、交流戦での先発だ。
高卒ルーキーながら1年目の2010年に4勝を挙げたが、2年目以降は、2軍暮らしがほとんど。プロ4年間で交流戦の登板機会はない。
「開幕からしっかりと結果を出したい」。もちろん、開幕1軍メンバーにいなければ交流戦登板なんて夢の話だ。
今オフにスタンリッジと久保(FAでDeNAに移籍)が退団。秋山にとっては先発ローテ入りのチャンス到来。今季は未勝利(3敗、防御率3・83)だった。一方、菊池は9勝(4敗)で、防御率1・92。今や、西武のエースと期待されている。同級生に負けるわけにはいかない。
年末年始は地元・愛媛で自主トレを行う。「今からしっかりとやりたいです」。菊池に追いつき追い越せ-を目標に、まずは来年2月の沖縄キャンプで、和田監督に成長した姿をみせる。(柏村 翔)
(紙面から)