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【大リーグ】

A−ロッド、来季出場に自信あり!? 出場停止処分の減刑あり得る?

2013年12月16日 紙面から

 “減刑”に自信満々!? ヤンキースの“A−ロッド”ことアレックス・ロドリゲス三塁手(38)は14日、レッドソックスの指名打者デービッド・オルティス(38)がドミニカ共和国で主催したチャリティーイベントに出席。禁止薬物使用などで大リーグ機構(MLB)から科された211試合の出場停止処分に異議申し立て中だが、1月発表予定の正式処分について「楽観視している」と余裕の表情を浮かべた。減刑となって来季出場となれば楽天・田中将大投手(25)の獲得資金にも影響は必至だ。

 黒いスーツでさっそうと現れたA−ロッドは、久しぶりに穏やかな笑みを浮かべていた。

 「楽観視している。調停委員が決断を下して早く全てを終わらせ、チームに戻って中軸で打つのを楽しみにしている」。14日の米紙ボストングローブ(電子版)によれば、A−ロッドは余裕たっぷりに語った。「さっさとページをめくり、素晴らしい野球に集中したい。春季キャンプに向けたトレーニングも万全だ。さあ、前に進もう」。

 自信の源は、13日の判決だ。A−ロッドは211試合の出場停止命令に対して異議を申し立て、調停委員会の聴聞会は11月に終了。MLBはこの後、A−ロッドの広報担当だったシトリック氏に追加証言するよう要請したが、ラモス・マンハッタン連邦判事は「控訴裁判所が判断を下すまで、証言の必要なし」とした。

 シトリック氏は、MLBが主張する「A−ロッド側の調査妨害」の首謀格と疑われていたため、これはMLBにとって大きな“失点”だ。今回の薬物使用問題で、他の13選手の出場停止処分は50〜65試合。これに対し、A−ロッドだけが同211試合と飛び抜けて罪が重いのは「調査妨害」が主な理由だったからだが、これで減刑の芽が出てきた。

 11月の聴聞会終了直後、A−ロッドは「セリグ(コミッショナー)は心の底から俺を嫌いなんだ。もう俺は終わった」とまくし立てたが、今回は180度変わり表情は晴れ晴れ。マリナーズに移籍した盟友カノについても「あいつは弟のようなもの。あいつと家族のためにもハッピーだ。マリナーズで素晴らしい野球人生を送るだろう」と祝福した。

 万が一、A−ロッドが“減刑”されて来季プレーするとなれば、ヤンキースにはその間の給与支払い義務が発生。田中の獲得資金にも影響が出ることは必至だ。処分発表は来年1月。ヤ軍も“泥仕合”の決着に気が気ではないはずだ。

 

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