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【プロ野球】

掛布DC仰天 160メートル弾少年

2013年12月16日 紙面から

阪神・掛布DC(右後方)からプレゼントされたバットを握る調布リトルシニアの清宮幸太郎君=東京・調布グラウンドで(開出牧撮影)

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 未来の4番を見つけた!阪神の掛布雅之打撃コーディネーター(DC、58)が15日、東京都調布市内の硬式野球チーム「調布リトル・シニア」のグラウンドを訪問し、自身が使用した野球道具をチームに贈呈した。同チームに所属する清宮幸太郎君(14)は、中学2年生ながら、推定150メートル超の飛距離を誇る強打の一塁手。その資質を同DCは「松井以上」と絶賛し、早ければ4年後の秋となるドラフトを見据えた。

 ミスタータイガースの目の色が変わった。興奮気味に「おい、あの右翼のネットを越えたってよ!」。視線の先は、両翼95メートルのフェンス奥に立てられた高さ20メートルの防球ネット。掛布DCが度肝を抜かれた一打を放ったのは清宮幸太郎君だ。

 「清原、松井クラス。松井よりも打撃は柔らかいんじゃないかな。体も大きいし、プロでも中心を打てる」と評した掛布DC。身長183センチ、体重100キロと恵まれた体形の清宮君は、午後からのシート打撃で、特大の一発を披露。調布シニアの安羅岡(やすらおか)監督は「160メートルくらいの飛距離がないとあのネットは越せない。過去にキューバ代表のキンデランが打ったと聞いてますが…」と規格外の逸話を明かす。

 すでに高校生が使う900グラム超の金属バットを使い、自宅では1・5キロのマスコットバットを振る清宮君。大の阪神ファンだが、憧れの打者は「松井さんとA−ロッド」という。高校3年となる4年後のドラフトで1位候補に挙がる力を秘めており、掛布DCも「彼みたいな打者が生え抜きの4番で(虎を)引っ張ってくれたら」と目を細めた。 (重松健三)

 

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