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恩師セフ・フェルホーセンさんが語る本田圭佑(12月2日)
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【グラニュース】グラ入団青木、ビッグな勲章2013年12月16日 紙面から 高校生・ユース年代の最強チームを決める高円宮杯U−18サッカーリーグ2013チャンピオンシップが15日、埼玉スタジアムで行われ、プレミアリーグEAST優勝の流通経済大柏高がプレミアリーグWEST優勝の神戸U−18をPK戦の末に下して日本一に輝いた。名古屋グランパスに入団する流経大柏のMF青木亮太(17)は両チーム最多のシュート7本を放って攻撃をけん引。最高の勲章を手にしてのプロ入りとなった。 誇らしげに首からメダルを下げ、満面の笑みで何度も両手を突き上げた。高校年代最高峰リーグの東西王者が激突する、一発勝負の日本一決定戦。リーグ発足3年目で初めてこの大会を制した高校チームとなり、青木は「3年間苦労してやってきて、全員で取った日本一。本当にうれしい」と声を弾ませた。 プレミアリーグEASTを得失点差+32という圧倒的な攻撃力で制した流経大柏。MFながら得点ランク2位の15得点を挙げ、エースとして君臨したのが青木だった。この試合でも非凡なボールタッチを何度も見せると、先制は前半38分、青木のドリブルが起点となり、最後は主将のDF石田が左足でたたき込んだ。ただ、ここから苦しんだ。神戸も劣らぬ走力で対抗。そして後半ロスタイム3分すぎに痛すぎる同点弾を許した。 夏の高校総体は全国大会決勝で宿敵の市船橋に敗れ、11月の高校選手権千葉県大会決勝でも再び市船橋に敗れた。高校3冠を狙いながら2度失敗したチームに、またしても訪れた無冠の危機。消沈する仲間たちのなかで、青木の目は輝きを失っていなかった。「万年2位でいいのか。このまま終わるわけにはいかない」。延長戦ではシュートを2本放って執念を見せ、PK戦では3番手で登場して右上スミに鮮やかなコントロールシュートを決めた。勝利の瞬間はベンチの仲間たちと抱き合い、何度も涙を拭った。 東京Vユースへの昇格をけって選んだ青木の高校サッカーは終わりを告げ、戦いの舞台はグランパスに移る。「いい経験ができた」と振り返った3年間。新たな挑戦のなかで、成長曲線をさらに上昇させる。 (宮崎厚志) PR情報
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