色々名言が飛び出した「2020work」。セッションまとめ(#2020work 堀江貴文、城繁幸、仲暁子…そしてYOSHIKIも出演!「2020年の働く」を本気で考える)も公開していますが、2万字近いので一口サイズに編集してハイライトをお届けします。
いちばんダメなのは「小利口」な人ですね
セッション1のパネリストが揃いました。始まります! #2020work #nicohou pic.twitter.com/zqadg88bpX
— けーじゅん (@kjun_oka) 2013, 12月 14
最初のセッションは堀江貴文さん、城繁幸さん、木暮太一さん、ナカムラケンタさんが登壇。堀江さんの発言が痺れたのでピックアップです。
堀江さん:新卒って何なんですか。この概念がむかつくんですが。
堀さん:卒業後、新卒のスパイラルに入れなければ、「ドロップアウト」してしまうというのがありますよね。
堀江さん:いやいや、そもそもドロップアウトしてないでしょ。人生にレールなんてないんだから。あっちがレールなのかな、と思ってそれに従って動いているだけじゃないですか。
堀さん:今って、新卒採用が「市場」になってしまっていますよね。
堀江さん:ホント、早くぶっ壊した方がいいですよ。
木暮さん:新卒採用を壊すという意見に賛成なんですが、それが壊れたときの姿が見えないとも思う。
堀江さん:
普通に随時採用をすればいいんじゃないですか?あとは、グラデーション的に働く。卒業したら企業で働くというのではなく、インターン、まぁあれは安月給のバイトですけど。勉強をやりながら働くとかでいいんじゃないでしょうかね。もちろん起業も選択肢ですし、これからはむしろ起業した方が楽じゃないかな、とも思う。今は変革の時期。大企業というのは環境に対応できずばたばたと倒れていく。中小企業は小回りが利くので生き残りやすい。
いちばんダメなのは「小利口」な人ですね。これは光通信の村上さんという方が教えてくれた言葉なんですけど。中途半端に頭がよくて、先のこととかを考えちゃう人のことですね。
起業してうまくいっている人は、バカと天才しかいない。うまくいっている人は、半分以上バカですね。後先考えられないから、リスクも考えられない。だから行動できる。
ぼくも起業相談に乗ることがあるんですが、やっぱり応援したくなるのは、後先考えずに行動してしまうバカな人たちですね。ぼくが好きなのは、そういう人たちが多いです。ふんどし協会の中川さんとか、先日出会ったOVAのJIROさんとか、すばらしく向こう見ずだなぁ、と感銘を受けました。
さて、イケダさんとお話しして、別れて、
帰り道、歩いているときに
ふとこんなことを思いました。
「”落ち着いたら結婚しよう”って思ってたけれど、
これから、めちゃくちゃいそがしくなるな。
そうだ、結婚しよう。」
うーん、バカですねぇ。たまりません。
つまらない人は、なんだかリスクのことばかり考えて、行動しないんですよね。行動したとしても、アクションがえらい小さかったり。「いやいや、まだそんなところにいるんですか?もっと攻めないと何も変わらないと思いますよ」と伝えてしまうこともあります。
では、どうすれば脱・小利口を実現できるのか。
堀さん:自分で選択ができる人材になるためには、どうすればいいんでしょうね。脱・小利口になるために。
堀江さん:いつも言ってるけど、過去にとらわれず、未来に怯えず、今を生きよう、ということじゃないですかね。計画を立てない、という考え方です。
今も宇宙関連のベンチャーやってるけど、投資家から5年後の計画を教えてください、と言われても、計画なんてないんですよ。上場したときもそうでした、わからないですよ。ベンチャー企業の予定なんて。予定していた売上先の9割がダメだったり。
堀さん:MITメディアラボの伊藤譲一さんが「地図を捨ててコンパスを持て」と言われていますよね。
そんなに簡単な話ではありませんが、仰るとおりですね。うちもあんまり計画立てずに運営しているので、大変共感します。とりあえずやってみてダメだったらやめて、という繰り返しでしか成功なんてないんじゃないかな、と思います。
自分が小利口な人になっていると感じたら、危険信号です。計画なんてものは捨てて、リスクを取りにいきましょう。
ここら辺の話は堀江さんの新刊にも書いてあるのでぜひ。レビュー150件超の作品です。堀江さんの著書を読んだことがない方はぜひ。
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