なんかもう、酷い話だよなぁ、と思います。


困った挙げ句ツイッターでお金をもらうなんて、甘えだ!

件の騒動([また家入か] 家入一真氏がフォロワーの出産費用をツイッターで集めて物議を醸しだしている!)に大しては、なんとも攻撃的で「無責任な」メンションが集まっています。弱っている人に鞭打つような感じが、最悪に気持ちわるいですね。

たとえばこういう主旨の批判。

繰り返しになりますが、こういう人こそ「無責任」であることに気づくべきです。というか、それに気づいていない鈍感さに脳みそが痺れそうです。

わからないですか。こういう言葉を吐く人は、なんの責任も取っていないんですよ。安全地帯から「けしからん!」と騒いでいるだけで、何の行動も取っていません。ツイートをひとつ送って正義を振るったつもりになっている、哀れな人たちです。


こんな人よりも、よっぽどお金を集めた妊婦の方が「責任感」があります。辛い状況であるにも関わらず、「私が育てなければ」と、子どもを産み育てる決断をしているわけですから。

また、ここでお金を振り込んだ人たちも、責任感がある人たちです。社会の一員として「この母子と自分は何らかのつながりがある」と考えて、ポップにお金を提供しているわけですから。寄付をするということは、社会的責任を果たそうとする行為そのものですよ。


この手の「甘やかすな」批判は、どんな問題にも付きまとうテンプレなんですよね。犯罪者の更生について語ると「無責任な犯罪者を甘やかすな!」、生活保護について語ると「無責任なナマポを甘やかすな!」、ホームレスについて語ると「無責任なホームレスを〜」以下略。

注して観察すべきは、彼ら批判者が、「無責任な人がいなくなるために、どのようなアクションを取っているのか」です。観察した結果、彼らが単に口汚く罵ったり、ネット上で正論を振るうだけだとしたら、それはただの無責任で鈍感で傲慢で承認欲求に飢えた人間です。近寄らない方がいいですね。

無責任だ!と罵る場合、常に、あなたは何かアクションを取るべきです。この炎上案件でいえば、たとえば「ぱぱとままになるまえに」のような「結婚・妊娠・子育て」にまつわる啓発活動を行う、なんて選択肢がいいでしょうね。こういう取り組みを行えば、無責任だ!と罵る機会も減っていきます。


最後に読者のみなさまにも不快感を味わってもらうために、どうしようもない誹謗中傷を転載しておきます。あー、いやだいやだ。