【ニューヨーク=小川義也】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)電子版は13日、ソフトバンク傘下で米携帯電話3位のスプリントが、4位の米TモバイルUSの買収を準備していると報じた。来年前半にも買収を提案する可能性があるとしている。
ソフトバンクは7月にスプリントを買収したばかり。孫正義社長はTモバイル買収にかねて意欲を示しており、実現すれば、首位のベライゾン・ワイヤレスと2位のAT&Tの強力なライバルとなる。
ただ、米携帯市場で合計9割のシェアを握る大手4社が3社に減る再編は、独禁法の観点からハードルが高いとみられている。2011年にAT&TがTモバイルを買収しようとした際は司法省が強く反対し、AT&Tは計画を撤回した。
ソフトバンクとスプリントの広報はそれぞれ日本経済新聞の取材に「うわさや臆測にはコメントしない」と述べた。
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