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最終更新:2013年12月16日(月) 5時9分

「黒子のバスケ」事件 36歳の男を逮捕、威力業務妨害の疑い

 人気漫画『黒子のバスケ』の作者の関係先に脅迫文が送りつけられるなどした一連の事件にからみ、警視庁は大阪市に住む36歳の男を逮捕しました。

 威力業務妨害の疑いで逮捕されたのは、大阪市に住む、職業不詳の渡辺博史容疑者(36)です。渡辺容疑者は去年10月、人気漫画『黒子のバスケ』の作者、藤巻忠俊さんの出身校である上智大学の体育館に硫化水素が入った容器と脅迫文を置いて、大学の業務を妨害した疑いが持たれています。

 『黒子のバスケ』と作者の藤巻さんをめぐっては、去年10月以降、脅迫文がTBSを含む報道機関などに相次いで送りつけられました。また、大手コンビニチェーンに『毒を入れた』と書かれた脅迫文が郵送され、実際に店に置かれた菓子から微量のニコチンが検出されていました。

 警視庁によりますと、渡辺容疑者は身柄を確保された際、およそ20通の脅迫文を持っていたということです。渡辺容疑者は防犯カメラの解析から関与が浮上したということですが、取り調べに対し、『藤巻さんと接点はない』、『ごめんなさい、負けました』と容疑を認めているほか、一連の事件についても『全部、自分がやった』と供述しているということです。(16日01:59)

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