レーダー反対、人間の鎖 住民ら京丹後市役所囲む
航空自衛隊経ケ岬分屯基地(京都府京丹後市丹後町)への米軍Xバンドレーダー配備に反対する地元住民らが15日、手をつないで同市役所を囲む「人間の鎖」を行い、シュプレヒコールを繰り返した。
基地予定地周辺の住民でつくる「米軍基地建設を憂(うれ)う宇川有志の会」が呼び掛け、地元を中心に約千人(主催者発表)が参加した。
「有志の会」代表の三野みつるさん(65)は「国や市は住民の声を無視している。米兵がどこに住むのかも言わずに防衛大臣が来年の配備を明言するなど市民置き去りだ」と批判。上宇川連合区長の増田光夫さん(75)も「米兵の犯罪に対する心配もあり、住民の多くは反対。だが、我々が国や市に対して意見を言う場すらない」と声を張り上げた。
この後、参加者は「レーダー設置反対」などと書いたプラカードを持ち、周辺をデモ行進した。
【 2013年12月15日 22時00分 】