都内私立大に通うA君が就職活動の面接でアピールしたのは、なんと「自殺」だ。
「私はこの面接に命を懸けています。不採用なら自殺します」
A君がそう断言すると、面接官はぎょっとした顔をしたという。
1週間後、不採用通知が届いたA君は、面接会場近くの駅で電車に飛び込んだ。
「なりたかったのは病院事務。不採用になった病院近くで鉄道自殺を行いました。狙いどおり、入りたかった病院に救急車で運ばれましたね」
A君は命を取り留め、無事退院。院長にその本気が認められ、みごと内定ゲットした。
事情通の就活エージェントはA君の件について、次のように分析する。
「企業が欲しいのは本気の就活生。どこまで就活に命を懸けることができるのか、そこを見ている。A君もどうしてもここに入りたい、という本気さが評価されたのでしょう」
企業が求める人材も変化してきているという。
「自殺を肯定的に評価する企業が増えてきました。自殺未遂者を優先して雇っている企業もあるほどです。内定を取れなかったら自殺する、そういう覚悟が求められているんですよ」
若い就活生よ、人生は一度きりだ。どれだけ就活に打ちこめるか、よく自分を振り返ってほしい。