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中国の大気汚染 日中韓の協力模索
12月15日 4時12分

中国の大気汚染 日中韓の協力模索
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中国の大気汚染を巡って周辺国にも懸念が広がるなか、日本・中国・韓国の政府関係者や専門家が問題の解決に向けた協力の在り方について話し合うフォーラムが中国で始まりました。

中国ではPM2.5などによる大気汚染が深刻化し、隣国の日本や韓国にも汚染物質が飛来しているとみられ懸念が広がっています。
こうしたなか、日本・中国・韓国のシンクタンクなどの主催で問題の解決に向けた協力の在り方を話し合うフォーラムが14日から中国・河北省で始まり、3か国の政府関係者や専門家などおよそ150人が出席しました。
この中で、北京駐在の木寺大使は「日本はかつて官民挙げて公害問題を克服してきた実績があり、培った環境技術や経験は問題の克服に役立つと信じている」と述べました。
また、中国のシンクタンク「中国国際経済交流センター」の鄭新立常務副理事長は「日本や韓国が歩んできた道はわれわれの模範であり、先進的な技術を学ばなければならない」と述べました。
深刻な大気汚染に危機感を強める中国政府は、この分野で豊富な経験や先進的な技術を持つ日本などとの協力を模索していて、この問題を巡って日中韓3か国による初めての政策対話を来年3月に北京で開くことで合意しています。
中国側の出席者は「日中間には政治の問題があるのは事実だが、環境問題の解決とは切り離して考えるべきだ」と話していました。

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