IRCを導入しよう!

IRC導入しよう!

同じゲーム内であればフレンド登録などでお互いの接続状況はわかりやすいが、他のゲームをプレイする場合、皆で“集まって”活動をしていくにはどうすればよいのだろうか。

そのような疑問に答えるのが、IRCというツールである。IRCとは Internet Relay Chat の略であり、インターネット上のIRCサーバーを介して文字で会話(チャット)をする技術である。

IRCのチャンネルはクランの「部室」としての役割を担う。IRCチャンネルに集うことで、ミーティングを行ったり、他のクランと試合の交渉をしたりすることができる。

ユーザーは通常、IRCクライアントと呼ばれるソフトを用いて、IRCサーバーに接続する。チャットと言えば、MSNメッセンジャーやYahooメッセンジャーなどのメッセンジャーツールが最近ではポピュラーであるが、このようなメッセンジャーツールとIRCとの決定的な違いは、IRCが「部屋(チャンネル)」を指定して接続するのに対し、メッセンジャーツールは「人」を指定して接続するところである。ダーマポイント掲載のニュースにもIRCチャンネル#○○○など見かけたこともあるかと思う。 IRCは一つの部屋に何人もの人が接続できるため、大人数で会話をするのに最適なツールと言える。

IRCクライアントの導入

百聞は一見にしかず。ともあれ、まずはIRCクライアントを導入して実際にサーバーに接続してみよう。ここでは使いやすいインターフェースに定評のあるLimechat (http://limechat.net/)を例に挙げて説明する。左記のサイトに接続し、最新版をダウンロード&インストールする。初回の起動では以下のような画面が出る。

インストール方法
ここでは「初心者向け」を選んでおく


サーバーで表示される「ニックネーム」を選び、接続するサーバーとして 「irc.friend-chat.jp」を入力。多くのFPSではFriend系のサーバーを使う慣習があるからだ。

※以前から多くのFPSプレイヤーに利用されてきた「irc.friend.td.nu」は廃止され、「irc.friend-chat.jp」に変更される事になりました。 現在の最新バージョンでは「irc.friend-chat.jp」がサーバリストにありませんので、「irc.friend-chat.jp」を下記画像のように直接サーバ名を入力してください。

ニックネームと接続するIRCサーバー


自動で入るチャンネル
接続時に入るチャンネルはとりあえずは空白のままでよい。

チャンネル追加
画面右下のFriendChatを右クリックしてチャンネル(部屋)を追加

チャンネルを追加
チャンネル名は 「#任意のチャンネル名」となる。すでに存在するチャンネルを指定すればそのチャンネルに接続され、存在しないチャンネルを指定した場合は新しくチャンネルが作られる。また、チャンネルに接続する人が0人になるとチャンネルが消滅する。

ここでは例として「#Clan_DHARMA」に接続する。

チャンネルへ接続
ソフトは4つのエリアに分かれている。初期設定では、右上に「部屋にいる人のリスト」が表示され、右下にサーバー名および、チャンネル名が表示される。中央の細い部分に眼セージを打ち込み、Enterで送信すると、左上に発話される。一度に複数のチャンネルやサーバーに接続することも可能である。

入隊希望クランのIRCを訪ねてみよう

クランのホームページなどで「#Clan_○○○」といった表示を見かけることがあるが、これはまさにIRCの部屋のチャンネル名を示している。IRCクライアントを使って、その部屋を訪れることで、クランのメンバーの人たちとリアルタイムに会話をすることができるというわけだ。クランに入隊を希望する場合は、このようにIRCチャンネルに足を運んでみるのがもっとも手っ取り早い方法と言えるだろう。

補足:IRCの便利な機能

IRCクライアントでは、任意のキーワードが発話されたときに、音でお知らせする機能がある。自分の名前をキーワードに設定しておけば、名前が呼ばれたことが音でわかる。 また、クランで「@集合」などの合言葉を決めておけば、合言葉でメンバーを招集できる。 設定の仕方は以下の通りである。

キーワードの設定
メニューの「設定 > 設定」を選び、キーワードを選択。キーワード一覧に、自分の名前や、合言葉を設定する。

キーワードに反応してサウンドを再生
「サウンド」の項を開き、「キーワート反応」にチェックを入れる。下の「変更」から任意の音声ファイル(*.wav)を選ぶ。

※Limechat は作者 Psychs さんのご好意で掲載させていただきました。

LimeChat :http://limechat.net/

※本記事はkプレイトーク第7回を加筆修正したものです