日本ユニセフ協会の大使を務める歌手のアグネス・チャンさん(58)が14日、大阪市西淀川区の西淀川区民会館で講演した。児童ポルノの「単純所持」を禁じる児童買春・児童ポルノ禁止法の改正案成立を求め「子どもたちのためにできることはいっぱいある」と訴えた。
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子どもの人権について語るアグネスさん=14日午後、大阪市西淀川区の西淀川区民会館 |
アグネスさんは1998年に就任したユニセフ大使としてタイの児童買春の実態を視察。帰国後、現状を訴えたことが翌99年の児童買春・児童ポルノ禁止法成立につながった。
法改正について、アグネスさんは「児童ポルノを『買う・持つ』は違法ではないため、どうしても作る人が出てくる。買う・持つを禁止しないといけない」と指摘。表現の自由などをめぐって議論が続く同法改正案の行方を注視した。
アグネスさんは香港出身。72年に『ひなげしの花』で日本の芸能界デビュー。講演では「日本語の『おかげさまで』が好き。見えないところで(みんなに)支えられて生きていると思う」と語った。
講演会は西淀川区社会福祉協議会が開き、区民約200人が受講した。
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