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教員免許失効しても多数が未返納12月15日 14時13分
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事件や不祥事で処分を受け教員免許を失効したにもかかわらず、免許状を返していないケースがこの10年で1500件余りに上ることが分かり、文部科学省は返されていない免許状の番号を公表して、各地の教育委員会に注意を呼びかけています。
この調査は、教員免許が失効したことを隠して採用試験を受け、再び教員になるケースが各地で相次いだことから文部科学省が緊急に行いました。
その結果、平成15年4月からことし9月までの10年余りに、事件や不祥事で処分を受け免許を失効したり取り上げられたりしたにもかかわらず、免許状を返していないケースが全国で合わせて1554件に上ることが分かりました。
教育委員会にその理由をたずねたところ、「本人が『免許状を無くした』と答えている」が800件余りと半数を超えたほか、「本人と連絡が取れない」、「返すよう督促している途中」といった理由が多かったということです。
これまでは免許状が有効かどうか、正確に確認する仕組みがなかったということで、文部科学省は今回の調査で把握した、返されていない免許状の番号をホームページで公開し、採用の際に注意するよう各地の教育委員会に呼びかけています。
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