2013年12月13日14時49分
橋下徹大阪市長は12日の定例会見で、市を廃止して新設を目指す五つの特別区の名前について「無機的なと言うか、東西南北とか中央とか、そういうレベルで収めていいのではないか」との考えを示した。
橋下市長は「区の名称に特徴を持たせることになれば、今の地名を大切に思う人たちが激突してまとまらない」として「東区」「西区」などの「無機的な」名前を都構想の制度設計を話し合う法定協議会で提案したい意向を示した。「天王寺」「阿倍野」など今の区の名前は、特別区の中の地名として残す考えだ。
新たに指定された政令指定都市が行政区を新設する際は住民らから名前を公募する例も多いが、特別区の名前の決め方について橋下市長は「(担当の)大都市局の原案をみてから」判断するとした。