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【スポーツ】

パナソニック完勝 負の歴史にピリオド

2013年12月15日 紙面から

サントリー−パナソニック 後半、独走からのトライを決め、喜ぶパナソニック・北川=秩父宮で

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◇ラグビートップリーグ パナソニック42−13サントリー

 第2ステージ第3節の3試合が行われ、第1ステージのA組1位のサントリーとB組1位のパナソニックの注目対決は、パナソニックが5トライを奪い42−13で完勝した。

 パナソニックがサントリーを破ったのは、三洋電機時代の2010年度プレーオフ決勝以来3季ぶり。カード連敗を6で止めたパナソニックが首位に浮上。東芝はNECを下し、サントリーと入れ替わって2位に浮上した。

 どれだけ攻められても動じない。タックルでボールを奪えば一気にトライ。三洋電機時代の強さを取り戻したパナソニックが、サントリーを血祭りにあげた。

 前半、パナソニックが18−3とリードすると、サントリーは後半にSH日和佐とSOピシという攻撃型の選手を投入して反撃を狙う。サントリーの攻撃が10次、15次と連続する。しかし、パナソニックの防御網は乱れなかった。

 後半11分、自陣ゴール前で相手ボールを奪ってキック。相手カウンターをつぶしてPKを得ると、すかさず速攻に出たSH田中が相手の背後に蹴り、猛加速で追ったWTB北川智の胸にすっぽり収まる秒殺トライ。27分にも自陣の密集で相手ボールを奪うと、北川が2年連続トップリーグMVPのサントリーFWスミスを鮮やかに抜き、途中出場のWTB三宅につないで相手ゴールを陥れる。後半ロスタイムにも自陣から逆襲。フランス代表の代名詞・シャンパンラグビーのごとく、サポートが次々と湧き出すスリリングな展開でWTB山田がトライだ。

 「11月の合宿で、ウチの強みはディフェンスと確認した。その結果で、両WTBがたくさんボールに触れてリズムが出た」と、快走を繰り返したWTB北川。2トライのエース山田も「目の前の相手に真面目にタックルし続けた結果です」

 三洋電機のチーム名で最後のシーズンとなった2010年度のプレーオフ決勝で勝ったのを最後に、6戦続けてサントリーに敗れた負けの歴史にピリオド。パナソニックの名での初タイトル獲得へ、青いジャージーが加速する。 (大友信彦)

 

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