福山　５大ドーム＆アジアツアー　「冬の大感謝祭」初日に発表

　俳優で歌手の福山雅治（４４）が１４日、横浜市のパシフィコ横浜展示ホールで、「福山☆冬の大感謝祭」と題した全１０日間のコンサートの初日を迎えた。同所での１０日間公演は２年連続で、昨年自身が記録した「ソロアーティスト、同一公演・キャパ１万人以上の会場でのライブ最長記録」の再現となる。この日はさらに「宇宙初の発表」として、来年４月からさいたまスーパーアリーナを含む自身初の５大ドームツアーとアジアツアーの開催決定を報告。約１８０００人のファンを大喜びさせた。

　１９９８年にスタートし、今年で１３回目となる恒例の大感謝祭。昨年に続き、今年も福山が「Ｈｏｔｅｌ　ｄｅ　Ｆｕｋｕｙａｍａ」の総支配人となってファンの心を射抜くというコンセプトで計１８万人を動員する。

　バンドメンバーが取り囲む３６０度の円形センターステージに、正装した福山支配人がギターを手に登場。人気バラード曲「Ｄｅａｒ」で幕を開けた。

　“創業２年目”の今年は、約１４０曲の発表曲の中から２１曲を「音楽のフルコース」として用意。福山は「過去映像、秘蔵映像も盛り込み、おいしそうに、丁寧に紹介します。この総支配人・福山雅治の独特の心遣いを、あの流行語大賞を受賞した５文字で！！」と滝川クリステルと同じ動作で「お・も・て・な・し」を披露。

　そして主演ドラマ「ガリレオ」で演じた湯川学教授が額に指を当てる決めポーズで「実におもしろい」ではなく「実におもてなし！！」が飛び出した。爆笑するファンの反応を見ながら「これが決まれば初日の８割は成功です」とドヤ顔を決めた。

　アンコールでは、自身初の５大ドーム公演と、アジアツアーの開催を発表した。５大ドーム公演は、日本人の男性ソロ歌手としては桑田佳祐（５７）、小田和正（６６）に続いて３人目となる。

　また今年の夏、主演映画「真夏の方程式」公開時に訪れた台湾と香港で、熱烈歓迎してくれた現地ファンに恩返しするため、６月７日に台北アリーナ、同１４、１５日に香港コンベンション＆エキシビジョンセンターで初の海外公演を開催。国内ツアーと合わせて５０万人以上を動員する見込みだ。

　福山は「前回のツアーから早３年。積もりに積もった皆様への感謝の気持ちを音楽で倍返しさせていただきます。ドーム公演は２００１年に東京と大阪でやっていますが、１３年ぶりとなる２０１４年は３倍返し！！　全国６カ所１４公演もやってしまうんです！！」と、またまた流行語を用いて得意げにシャウト。

　今年は俳優としての活動が多かった福山が、来年はミュージシャンとしてファンを最大限におもてなしする。

　今回の公演最終日の大みそかは年越しライブとなり、ＷＯＷＯＷで生中継されるほか、香港・台湾を含む国内外の映画館５７館でもライブ・ビューイングが行われる。