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【サッカー】

佐々木監督「質の高いなでしこにする」 ギャグ浸透せず今季は不調

2013年12月15日 紙面から

なでしこジャパンについて語る佐々木監督=東京都内で(松岡祐司撮影)

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 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督(55)のトークショーが14日、東京都文京区のサッカーミュージアムで開かれた。なでしこをワールドカップ(W杯)優勝へ導いた指導法や成功体験、意思疎通の重要性などを語り、詰め掛けた約100人の来場者に「日本の女性の素晴らしさ、スタイルを失わず、人の心も動かすようなサッカーに取り組んでいきたい」と話した。

 2015年W杯カナダ大会を見据え、今季は若手を積極的に登用したが思うような融合は図れず、「僕のギャグが浸透していないから結果が出なかった。(ギャグに対して、若手からは)軽蔑の視線さえある」と佐々木監督。若い選手との感覚のギャップを埋めるため人気のお笑い番組を見て勉強中といい、「綾小路きみまろ(のギャグ)は封印しないといけない。若いコメディアンのような会話、タイミングを学ばないと次の世界大会には行けない」と冗談交じりに話した。

 来年5月に控えるアジア・カップ(ベトナム)に向け、佐々木監督は「絶対に優勝して、W杯につなげていきたい」と抱負を語り、若手の成長を促しながら「質の高い『なでしこ』にしていく」と、最後まで自信の表情だった。 (松岡祐司)

 

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