シンガー・ソングライターで俳優の福山雅治(44)が14日、横浜市・パシフィコ横浜で毎年恒例の年末ライブ「福山☆冬の大感謝祭 其の十三」の初日公演を行った。来年4月からの自身初となる5大ドームツアーの開催を発表。ツアーでは初となる海外ライブも行う。今年は「そして父になる」など映画出演に重きを置いたが、来年は「(ファンへの)感謝の気持ちを音楽で倍返しさせていただきます」とステージを動き回った。
ジャケット姿で登場したのはミュージシャン・福山だった。ギターを片手に「会いたかったですよ横浜!!」と低い声を響かせると、満員の1万8000人から大歓声が起きた。
この日は「Dear」「誕生日には真白な百合を」など21曲を聴かせた。ツアーサブタイトルの「Hotel de fukuyama」支配人として「音楽のフルコースを用意させていただきます。この心遣いを流行語大賞を取った言葉で言うと…」と観客にネタ振り。「お・も・て・な・し」の合唱を誘うと、突然「実に、おもてなし!」とドラマ・ガリレオシリーズの湯川教授のしぐさで笑いを誘った。
また来年、3年ぶりとなる全国ツアー「WE’RE BROS TOUR 2014」の実施を発表。自身初となる5大ドーム公演が含まれている。さらに「『WE―』in ASIA」として台湾、香港で初の海外公演も実施。今夏の主演映画「真夏の方程式」のプレミアで訪れた際、ファンと交わした再会の約束を果たす。全17公演で50万人以上を動員予定だ。
今年は「真夏の―」のほか、5月には主演映画「そして父になる」が第66回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞。俳優として映像の力を実感した。だが、この日、「全国の皆さんへ、3年間積もり積もった感謝の気持ちを音楽で倍返しさせていただく」と再び流行語を使って宣言。
年末ライブは31日まで10公演行われ、昨年に続き18万人を動員。最終日は年越しライブになり、シンガー・ソングライターとしての2014年のスタートを切る。
[2013/12/15-06:05 スポーツ報知]