映画「仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦」(田崎竜太監督)が14日、初日を迎え、東京・新宿バルト9では、「―ウィザード」の白石隼也(23)、テレ朝系「―鎧武」(日曜・前8時)の佐野岳(21)ら主要キャストが勢ぞろい。この日がウィザードとしての最後の大舞台となる白石はファンからスタンディングオベーションを送られ、感激していた。
田崎竜太監督(49)とヒロイン・コヨミ役の奥仲麻琴(20)からのメッセージ。さらに、客席を埋めた約430人から湧き起こった1分に及ぶスタンディングオベーション。思いもしなかった光景に、普段はクールな白石が感激していた。
「びっくりしました。心からうれしい。ありがとうございます」。ファンに向けて「希望や元気をもらえたという多くの言葉を頂き、モチベーションになりました」と感謝を伝えた。
テレビ放送が終了している「―ウィザード」チームにとって最後の晴れ舞台。魔法使いの仮面ライダーウィザード/操真晴人を演じた白石へ、田崎監督が手紙を読み上げた。「役に命の灯をともし、ファンの皆様を魅了し続けた。これこそ最強にして最高の魔法。今後も1人の役者として、人々の希望を守る魔法使いとして、さまざまな作品を作り続けてください」
奥仲も「白石君が初めて共演する役者さんでよかった。みんなのキャラクターまで考えてくださって」と言葉に詰まりながらリーダーぶりを絶賛した。
冒頭から熱気にあふれ、キャスト1人ごとに大歓声が飛ぶ。仮面ライダー鎧武/葛葉紘汰役の佐野が「ウィザードとのコラボがうれしくて。イエヤスのグリーンウッド・ジョゼフさんも…」と話すところに、武将イエヤス役でゲスト出演したJOY(28)が「オレの本名浸透してないから」とツッコみ笑わせた。
「―鎧武」に出演している、バナナがモチーフの仮面ライダーバロン/駆紋戒斗役の小林豊(24)は、堅苦しい長広舌で場内の空気を変えた後「こういうとこでもバナナみたいにスベる」とニヤリ。怪人ファントムのオーガ/大須賀役で出演した敦士(37)は「悪役でしたね。いつか仮面ライダーやってやろうと思って。筋トレします」と誓っていた。
[2013/12/15-06:04 スポーツ報知]