白鵬が初メンタル本！稀勢の里にオススメ

メンタル本の出版会見を行った白鵬（左）と著者の内藤さん

　大相撲の横綱・白鵬（２８）＝宮城野＝が１４日、東京・墨田区内で自身初のメンタル本の出版会見を行い、初場所（来年１月１２日初日・両国国技館）で２度目の綱取りに挑む大関・稀勢の里（２７）＝鳴戸＝に同書を読むことを勧めた。

　『白鵬のメンタル　人生が１０倍大きくなる「流れ」の構造』（講談社）は、０２年からトレーナーを務める内藤堅志さんが執筆し、今月４日に発売された。横綱になるまでの精神面の成長を解説している。会見で稀勢の里の綱取りに必要な条件を問われた白鵬は「やっぱりメンタルでしょ」と不敵に笑った。

　稀勢の里は、１１月の九州場所で２横綱を撃破して１３勝２敗の好成績。勝てば来年１月の初場所が綱取りとなる千秋楽では、大関・鶴竜を破ったもののの、過去に大事な場面で精神面の弱さを露呈してきた。「横綱の思考、哲学は他のスポーツ選手、ビジネスマンにも応用できる」と同席した内藤さん。読書の勧めは、強いライバルを求める白鵬なりのエール。読むか否かはともかく、平常心をいかに保つかが、稀勢の里にとって綱取りのカギになるのは間違いない。