【阪神】伊藤、掛布ＤＣ初孫に１４年初弾贈る！

秋季キャンプで掛布ＤＣ（右）が見守るなか、フリー打撃をする伊藤隼

　阪神・伊藤隼太外野手（２４）が１４日、「琥大郎（こたろう）ちゃん」に来季１号のホームランボールを贈ることを誓った。掛布雅之ＧＭ付育成＆打撃コーディネーター（ＤＣ、５８）＝スポーツ報知評論家＝の一番弟子は、師匠の初孫に最高のお祝いを計画している。

　掛布ＤＣの長男・啓悟氏（３０）夫妻に長男が誕生した１２日は、偶然にも打撃理論を教わるため掛布家で夕食を予定していた。おめでたで“授業”は延期となり、「お孫さんが生まれたのは聞きました。琥大郎くんでしたっけ」と、１１年のドラフト１位は我がことのように喜んだ。

　掛布ＤＣが安芸秋季キャンプで最も打撃指導に時間を割いたのが、伊藤隼だった。グラウンドだけでなく、夜間練習でもマンツーマンで鍛え上げた。今季も３０試合、打率１割４分５厘、１本塁打、４打点とプロ２年間で結果を残せなかった男の育成は、ミスタータイガースに課された大きな使命の一つだった。

　伊藤隼にとっては来季、外野の定位置を奪うことが掛布ＤＣへの恩返し。「キャンプの最後に『こういうことをやっていこう』というのを言われている。今も、それを継続してやっています」と力強く語る。プロ通算は２本塁打。ホームランボールはどちらも自分で保管しているが、３個目は贈る相手が決まっている。「プレゼントしたいですね。まあ、お孫さんというよりも、掛布さんにプレゼントしたい」。開幕早々に記念球を届けるつもりだ。