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【プロ野球】

呉昇桓が入団会見 年俸の一部を大震災の義援金に

2013年12月14日 紙面から

会見を終え、手を取り合う(左から)阪神・南信男球団社長、呉昇桓、和田豊監督=大阪市内のホテルで(田中太一撮影)

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 阪神に新加入した呉昇桓(オ・スンファン)投手(31)=韓国サムスン=が13日、自らの年俸の一部を東日本大震災の被災者に義援金として寄付する考えを明らかにした。大阪市内のホテルで日本国内での入団会見を終えて「(東日本大震災の)被災者の人たちに対して、自分の給料(年俸)で寄付をしたいと思います」と語った。

 呉昇桓が『寄付王子』になる−。きっかけは以前来日した際に、大阪・御堂筋や神戸ルミナリエのイルミネーションを見る機会があり「あれは何か」と知人に尋ね、「人の気持ちを明るくするためにある」と聞いて感銘を受けた。サムスンに在籍していた2年9カ月前の東日本大震災の時は韓国でオープン戦の最中。ニュース映像を見て「衝撃が大きかった」と振り返る。今回、日本でプレーするということで寄付を思い立った。

 東日本大震災には、過去にフィギュアスケートのキム・ヨナが大会の賞金から義援金を送り『寄付天使』と現地で称されるなど、韓国人トップアスリートの慈善活動の意識は高い。「韓国のプロ選手の多くが(慈善活動を)やっています」。勝利の方程式のラスト9回を任される鉄壁の守護神が胸に秘める温かい心、新天地・日本を愛する気持ちを見せた。 (中谷秀樹)

 

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