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北朝鮮No.2最期 韓国メディア“過熱”拷問も?
「労働新聞」電子版に掲載された、兵士とみられる男性2人に支えられるようにして立つ張成沢氏の写真(一部モザイク処理、提供写真)
Photo By 共同 |
北朝鮮の張成沢元国防副委員長が処刑されたことについて、韓国の朝鮮日報は14日、遺体は火炎放射器で焼かれた可能性があると伝えた。処刑時には銃弾が90発以上撃ち込まれ、遺体は原形をとどめていなかったとも報じた。また、複数の韓国紙が処刑前に拷問を受けていたとみており、苛烈な粛清に真偽不明の観測が飛び交っている。
北朝鮮の金正日総書記死去から17日で2年を迎える中、金正恩第1書記への権力集中を図ったとされる“血の粛清”。同国指導部は、張氏を処刑しただけではなく、その遺体を焼き尽くし、存在そのものを消し去ろうとしているようだ。
朝鮮日報によると、12日の処刑後、遺体は火炎放射器で焼かれた可能性があるとの観測が出ている。根拠として、北朝鮮メディアが伝えた張氏の判決文に「最高司令官の命令に従わない者らは、死んでもこの地に埋葬する場所などない」とする記述があることを挙げ、埋葬する必要がないほど痕跡を消すという意味に解釈できるとしている。
共同電によると、同紙は、張氏には機関銃の銃弾が90発以上撃ち込まれ、遺体は原形をとどめないほど損傷したとの消息筋の話も紹介した。
さらに、14日付の韓国紙、京郷新聞などは、張氏が処刑直前に特別軍事裁判へ連行される場面として公表された写真では、張氏の左まぶたは青黒く、手の甲も腫れ上がっているように見えることから、張氏が拷問を受けたとの見方を報じた。
ただ、これら一連の報道について、韓国政府関係者は「こうした話を疑問視している」と説明しており、情報の信ぴょう性は不明。張氏が処刑を前に、妻で金総書記の妹の金慶喜書記と離婚したとの情報も浮上している。
また、クーデターを企てたとして処刑された張氏が、以前にも金一族を倒す計画があったと、中央日報が報じた。北朝鮮から1997年に韓国へ亡命した朝鮮労働党の黄長ヨプ元書記(故人)が生前、亡命前に当時の最高権力者、金正日総書記を倒す構想を張氏らと企てたことがあったと韓国の情報機関に話していたという。
粛清の背景に、金第1書記との確執説、軍の実力者との権力闘争説、人事を所管する党長老の関与説などが韓国内で浮上しているが、こちらの真相も定かではない。
[ 2013年12月15日 05:30 ]
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