猪瀬知事、会見３分「今日はこれまでに」

　徳洲会グループから現金５０００万円を受け取った問題で、都議会の追及を受けている東京都の猪瀬直樹知事（６７）は１３日、定例会見をわずか３分３０秒で一方的に打ち切って立ち去った。冒頭で猪瀬氏は、台風で被災した伊豆大島の特産品販売コーナーを都庁内に設置することのみを発表。その後の質疑ではまず、昨年１１月２０日、徳田毅衆院議員（４２）から衆院第１議員会館で現金を受領後、個人事務所にも立ち寄っていたにもかかわらず「自宅に直行した」と都議会で虚偽の答弁をした理由について問われた。だが「借入金に関しては、まずは都議会でしっかりと答えさせていただく。ここでの発言を控えさせていただきます」と釈明を拒絶した。

　それでも記者の質問は続き、刑事事件に発展する可能性や、すでに次期都知事選候補者の名前が挙がっていることについて感想を聞かれたが、猪瀬氏はいら立った表情で質問をシャットアウト。「今日はこれまでにしたいと思います」と引き揚げた。午後７時すぎの退庁時にも報道陣の取材に応じたが「（総務委から）資料要求もかなり来ており、精査している。そこで正確に答えたい」と話しただけで、報道陣を振り切るように立ち去った。

（2013年12月14日06時03分  スポーツ報知）

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