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【茨城】

東海村の研究炉 17日に運転再開

 日本原子力研究開発機構は十三日、東海村にある原子炉安全性研究炉の運転を十七日から再開すると発表した。

 二〇一一年九月から実施していた定期検査について、原子力規制庁が十一日付で合格としたため。東日本大震災以降としては初の運転再開となる。

 原子炉安全性研究炉は一九七五年から稼働する研究用原子炉で、最大熱出力はパルス運転時で二万三千メガワット。制御棒が飛び出すなどして原子炉の出力が急上昇した際、核燃料に起こる変化を調べる実験をしてきた。

 今後は、東京電力福島第一原発事故で核燃料がどのように溶け出したかを解明し、福島第一原発の廃炉作業や、事故時の対処法の向上に役立てる。 (妹尾聡太)

 

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