7日に肝臓がんのため78歳で死去した俳優のすまけい(本名・須磨啓)さんの葬儀・告別式が13日、東京・上落合の最勝寺で営まれた。
喪主あいさつに立った妻の洋子さんは、すまさんが意識が混濁しながらも、死の3日前まで舞台復帰を夢見ていたと告白。「ベッドで上をずっと見ていたので『何を見てるの?』と聞いたら『この劇場は、どんな天井をしているのか観察していたんだよ』と話してました。病院でも、最後まで役者でした」と話し、参列者の涙を誘った。
映画「キネマの天地」で共演した女優の有森也実(46)は「毎年、年賀状には『いつかまた、ご一緒できるように頑張ります』と書いていたんですが…。それもできなくなるんですね」。目頭を押さえながら、すまさんの死を悔やんでいた。
[2013/12/14-06:01 スポーツ報知]