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阪神が獲得した呉昇桓(オ・スンファン)投手(31)=韓国・サムスン=が13日、東日本大震災の被災者へ支援活動を行うと宣言した。大阪市内のホテルで入団会見を行い、年俸の一部を義援金として寄付する考えを明かした。社会貢献活動にも積極的な守護神候補は、会見後に韓国へ帰国。さっそく18日からは、米グアムで自主トレをスタートさせる。
黒いスーツに身を固め、精悍(せいかん)な表情でひな壇に上がった呉昇桓は「十分優勝を狙えるチーム。早くシーズンに入って早く野球がしたい」と力を込めた。質問が一段落すると、自らメモ用紙を取り出して切り出した。「(自分の給料から(東日本大震災の被災者たちに)寄付をしたいと思う。大阪に(10日に)来て、まだ何日かしかたっていないが、温かく迎えてもらった」。いきなりの支援宣言だった。
きっかけは、以前に来日したときにあった。大阪・御堂筋の街路樹を彩るイルミネーションや、神戸の「ルミナリエ」を見る機会があった。「どういう意味なのかと聞いたら、(ルミナリエは阪神大震災の)被災者に、少しでも明るい気持ちになってもらおうとして始まったと聞いた。自分も何か、明るくさせることがしたいと思った」と言葉をつないだ。
11年に東日本大震災が発生した際は、TV画面を通じて見た被災地の姿に、ショックを隠せなかった。「言葉では表現できないくらいの衝撃を受けた」。当時、チームメートだった門倉健(現サムスン投手インストラクター)が中心になって、義援金を募った際にも協力した。被災者への、復興への支援をしたい思いが、ずっと胸の中にあった。開幕前から金額を決めるのか、成績に応じた額にするのか、球団側と詳細を詰めていくという。
「個人の数字よりも、チームの優勝。優勝できれば、個人の成績はついてくる。自分が投げるということは、チームの皆が勝ちゲームをつくってくれたということ。それを守ることが大事」。フォア・ザ・チームの精神を、モットーに掲げた韓国277セーブ右腕。異国の地でチームはもちろん、被災者への思いも胸に、マウンドへ上がる。
(2013年12月14日06時03分 スポーツ報知)
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