「常陸国大花火」が13日、茨城県立スポーツセンターで開催され、邪道・大仁田厚(56)が高山善廣(47)との電流爆破マッチに激勝した。大仁田は前日(12日)にテロ攻撃を仕掛けてきた元関脇貴闘力こと鎌苅忠茂氏(46)への怒りを増幅。鎌苅氏が都内で経営する飲食店「焼肉ドラゴ」での爆破マッチも辞さない構えだ。
北関東エリア初、今年4度目の電流爆破も壮絶な結末を迎えた。高山との決闘に出撃した大仁田はビッグブーツの連打で被爆させられ、いきなり窮地に陥った。しかし、赤の毒霧噴射で反撃に転じると髙山の巨体を引きずり込んで爆破心中だ。これでペースをつかんだ大仁田は、高山を3度も単独爆破させ、トドメのDDTを突き刺して完璧な3カウントを奪った。
息も絶え絶えになりながらも、邪道はまたもや地獄リングから生還。何よりも鎌苅氏への怒りが大仁田を突き動かす。12日のリアルジャパン後楽園大会に参戦した大仁田は、場外戦の最中に有刺鉄線バットを手にした鎌苅氏に奇襲された。
すっかりメンツを潰された大仁田は「タイガーはなんちゅう教育しとるんじゃ!!」と、まずは鎌苅氏のコーチ役を務める初代タイガーマスクを糾弾。そもそも9月に来賓として来場した鎌苅氏に殴りかかったのは大仁田の方で、報復されても文句は言えなさそうだが、邪道に道理など通用しない。
そして大仁田は「人の試合に乱入しやがって…。リングを土俵に変えて相撲デスマッチでもかまわねえ。何なら貴闘力の店に(電流爆破の)一式を持ち込んでやろうか!?」と物騒すぎる仰天計画を告白した。鎌苅氏の店では本人不在の間に4万5000円分の飲食費を支払わず、食い逃げしたばかり。すでに大迷惑を掛けているが、今度は店内で爆破マッチも辞さないというから大変だ。
「もう一人追い詰めたいヤツがベルトを取った。ベルトごと上げてやる」。鎌苅氏だけでなく、再び全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・曙(44)との爆破マッチも視野に入れた不死身の邪道が、マット界の火薬庫となってきた。
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