岡山城前で案内地図を点検する外国人留学生ら
広島県内で学ぶ外国人留学生らが14日、岡山市の後楽園などの観光スポットで案内表示などをチェックし、外国人の視点から改善点を提案した。
中国、韓国、タイ、シンガポール、アメリカ、台湾の11人。JRや路面電車など公共交通機関を使い、後楽園のほか、岡山城、吉備津神社を巡った。
後楽園では、延養亭や流店などの建物で「由緒を知りたいのに外国語の案内がない」と改善を要望。岡山城前の案内図は英語、中国語、韓国語で周辺施設を紹介していたが、観光案内所だけ中、韓の表記がなかった。このほか、JR吉備津駅前では、吉備津神社への道のりが分からないとの指摘があった。
広島市立大2年の韓国人留学生(20)は「チケット売り場に韓国語表記がないなど、まだまだ改善点が多い」と話した。
観光庁が外国人受け入れ環境を向上させようと2011年度から実施。一行は15日も備前市の陶芸体験施設などを点検する。
(2013/12/14 22:40)