コンボイ(G1)

登録日 :2010/11/06(土) 22:02:23
更新日 : 2013/12/14 Sat 23:18:38 NEW!
所要時間 :約 7 分で読めます







トランスフォーマー』シリーズに登場するキャラクターで本シリーズの看板的存在。
海外名はOPTIMUS PRIME

声優は日本語版が玄田哲章で原語版がピーター・カレン。


なおコンボイの名を持つキャラは複数いるが、ここではいわゆる第一世代…Genelation1シリーズ(以下G1)に登場する初代コンボイについて解説する。


サイバトロン軍の総司令官であり、大型のトレーラーに変形する。

本名は オライオンパックス であり、エネルギー集積所で働くごく普通の青年だった。
しかし、デストロンの襲撃により彼女のエイリアルや親友のダイオンと共に瀕死の重症を負ってしまう。
そして長老アルファートリオン(またはアルファートライオン、後に最初の13人とされた)にコンボイとして改造され、一命をとりとめた。


一戦士としての能力は間違いなくトップクラスであるが、指揮官として必要な作戦立案能力は 皆無に等しく 、彼の立てた作戦はほぼ失敗に終わる。
その為、彼が作戦を考えた時の「私にいい考えがある」は盛大な失敗フラグとしてTFを知らない人にも割と知られている。

身体をビルドロンにバラバラにされて頭だけになったりコンドルに治療中を襲われて爆発する等しても死なないためかなり頑丈である。


武器は愛用のレーザーライフルと出番が1度しかないエナジーアックス。
しかし彼はどちらかというと素手による肉弾戦を好んでいる。
また、メガトロンに向かって目から謎のビームを出したこともある。

津島直人氏により2013年までケロケロエースで連載された『トランスフォーマー オールスパーク』では、最終決戦においてオプティマス(G1コンボイ準拠)がエナジーアックスを使い、エナジーメイスを手にするメガトロンに立ち向かった。
ちなみにデザインは「マスターピース」版を元にしていると思われるが、現代風のイケメンフェイスで耳アンテナが長い。
なお、この作品は海外名準拠だがサムはスパイクとなっている。


彼の最大の特徴として 崖から落ちる ことがある。
これは本編の映像を切り貼りした初代日本語版OPにてサビの部分で落ちるシーンを二回連続で流された為試聴者の印象に残ったものと思われる。実際よく落ちてるが。

そしてよく叫ぶ。

ちなみに「私にいい考えがある」や崖から落ちた時の「ほあああああ!」という叫びは 公式でもネタにされている。
近年では2013年の『ビークール』のジオラマ劇場や『クレオ』のWebカラーコミック等々。
たまに公式側の人々も口にするほど愛されている。



【劇中の活躍】

戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー
エネルギー資源を求め、軍を率いて宇宙探索に出るもののデストロンに感付かれ、追撃戦の末に地球の引力に引きずられ落下。
400万年後の1985年まで機能停止することになる。

機能再生後は仲間達と共に地球の資源を狙うメガトロン率いるデストロンに立ち向かうことになる。


トランスフォーマー カーロボット』は後にG1世界と同一とされ、こちらのサイバトロンと未来のG1世界から来たあちらのサイバトロンは別々の場所で戦っていることになる。


トランスフォーマー ザ・ムービー
セイバートロン星がデストロンに占拠された2005年。
デストロンの襲撃を受けた地球のサイバトロンシティを助けるべく参戦しメガトロンと一騎討ちを行う。
しかしその時に受けた傷が元で息を引き取ることになる。

マトリクスをウルトラマグナスに預けるがそれは後に若き騎士ホットロディマスが受け継ぐことになる。


戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010
クインテッサ星人によりゾンビにされサイバトロン絶滅作戦に利用されるがコンボイの意思により仲間達の危機を救うが遺体は行方不明となった。

終盤に宇宙ペスト散布に利用されるがクインテッサ星人の協力で復活しマトリクスを使って宇宙ペストを根絶。
見事宇宙の危機を救ったコンボイにガルバトロンは握手を求めるのであった…。


ムービーと2010の間である『トランスフォーマー キスぷれ』のドラマCDでは一時的に復活している。
そのドラマCDのひとつ『コンボイ×メリッサ』では、玄田哲章氏が およそ20年 を経てG1コンボイを再び演じている。



その後「G2」までは日本展開と海外展開とでは大きく異なる。



トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ
サイバトロン長官として登場。
序盤にベクターシグマの異常を食い止める為に力を解放し再び力尽きる。


●リターン・オブ・コンボイ
ダイアトラス達の尽力によりゾディアックのパワーを受けて「スターコンボイ」として復活。
スーパーメガトロンと死闘を行う。


トランスフォーマー ザ・リバース(海外)
2010ラストから引き続き司令官として活躍。
日本版と違い存命する。


●アクションマスター(海外)
新たなエネルギー「ニュークリオン」を手に入れパワーアップしたが変形できなくなってしまう。
変形する新武装「アーマードコンボイ」を使用して闘う。


●トランスフォーマーG-2
メガトロンと停戦協定を結び「セイバートロン連合」を結成したのだがある地球人がデストロン戦士を殺害したことで事態は急変。
怒ったメガトロンは協定を破棄して地球に降り立つ。
「コンボイ・ミサイルトレーラー」となり追うコンボイだったが敗北を喫してしまう。
しかしマトリクスにより肉体を再構成され最強の形態「バトルコンボイ」になる。
そして彼は宿敵との最後の戦いに赴くのであった…。
この様子は付属コミックにおいて描かれている。

2006年には完全版として復刻され、同年の『ビーストウォーズリボーン』にも少し登場。
e-Hobby限定として「レーザーウルトラマグナス」が存在する。


「トランスフォーマージェネレーション2013」に掲載された、大嶋優木氏(メトロプレックスの設計を担当)によるカラーコミック『メトロ大戦』は『合体大作戦』(リターン・オブ・コンボイの続編)とG2の間を描いている。
モニターに映るスーパーコンボイには世界各国の彼の名前が表示されているが、これは大嶋氏が「和製の世界でも各国で呼び方が異なる」と想定したため。
ちなみに後日談の『メトロ大戦2』が「フィギュア王」に掲載された。
なお、合体大作戦の設定は『トランスフォーマー ユナイテッドEX』に使われている。


ビーストウォーズメタルス 超生命体トランスフォーマー
過去の地球を舞台としているため、劇中では墜落のショックで眠った状態で登場。
ビーストメガトロンに頭を破壊されるが(ラットル曰く 顔面整形手術大失敗 )ビーストコンボイ達の尽力により再生する。
時系列的には「ビーストウォーズ」シリーズは「G-2」のさらに未来の物語のため、当然コンボイは存命している。

この頃には別の銀河系へと探検に旅立っているようだ。



【玩具】

ベースとなった玩具はタカラの『ダイアクロン』シリーズの「バトルコンボイ」であり、トランスフォーマー初期にラインナップされた。
こちらは「アンコール」等でちょくちょく再版されている。
また、荷台を交換してコンボイの塗装をペプシ風に変えたペプシ仕様や真っ白になってiPod対応スピーカー付きトレーラーを装備したiPod仕様といった変わり種もある。

多彩なアクションが売りのリボルテック版もあり、可動重視の非変形。

『ユナイテッド』でパンチギミック付きのコンボイ、海外で発売されたゲームからのサイバトロン(セイバートロン)星時代のコンボイ、リメイクされたG2バトルコンボイが登場。

2011年春にサウンドギミック有りのスタンド付きマスターピース版( 最終生産 )が発売された。


2011年9月にVer.2.0が発売。
以前よりアニメ版に近いデザインになり、同シリーズのロディマスコンボイと身長差を合わせるためにサイズが一回り小さくなってローラーやコンテナ、スパイクの人形が付属する。

運転席に座らせる等ギミックも進化し、定番カラバリである白い中の人はアウターアーマーも含めて商品化の構想はある模様。
「ジェネレーション2011 VOL.2」にはMP版ミニボットドラッグのラフ画が載っている(コスト面で未付属、代わりにローラー)。


オライオンパックスとしての商品は、2005年に日本のe-hobby限定で「オライオンパックス&ダイオン」としてリデコ品が出ている。

その後、2012年に『超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム』においてオプティマスプライムのリデコ品が日本の家電量販店で発売された。


2013年には海外でIDWコミック版を再現したオライオンが先行発売され、その重塗装版が日本の『トランスフォーマー ジェネレーションズ』でメガトロナスとセット販売になっている。
ある程度は、どの世界におけるコンボイの過去の姿としても違和感がない。

ちなみに、メガトロナスは海外ではメガトロンとして単品発売されており、この名義での商品化は史上初となる。

津島先生がpixivにおいてにオライオンとメガトロナスに関する漫画を投稿しているが、その内容は 11月22日(ポッキーの日) である。
「や…やめろ」「――フフ 余のいちごポッ…」
オチはキミの目で確かめよう!



【主な名(迷)台詞】

「私にいい考えがある」

「ほあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

「オォーッ!」

「どけ!(宇宙船の操縦席に座ってる副官に対して)」

「お前は歳を取り過ぎた時代遅れのロボットだ。スクラップが似合うぞ!」

「ランボルは居るか?お前のロケットブースターを貸せ」

「命令だ!」

「大丈夫だと言っているだろうが!」

「もういい、もう沢山だ!!ダイノボットを破壊する!」

「ほぉ…よく調教したな」

「ではデストロンの仲間割れを、高みの見物としゃれこむとするか」

「チャムリー卿( 人間 )、壁飾りになるのははたしてどっちかな?」

「たとえ…この身が犠牲になろうともメガトロンを倒すしかない…!」

「お前が死ぬか、私が死ぬかだメガトロン」

「どけ!ロディマス!邪魔だ!」

「まだだっ!!」

「何も嘆き悲しむことはない…直に…直に私はマトリクスと一つになる…からだ…」

「後は頼んだぞ、ロディマスコンボイ!」

「英知の光よ、闇を照らしてくれ!」

「サイバトロン戦士トランスフォーム!」



ちなみに彼以前にも総司令官は存在する為、彼が初代総司令官だというのは間違いである。
前述のジェネレーションズでは「ゼータプライム」の名前が出ているが、日本ではおそらく今回が初めて。



編集しなくて大丈夫ですか!?

いや、大丈夫…必要ない…

Wiki篭りに編集してもらっては…?


大丈夫だと言っているだろうが!
















みんな下がれ!早く!
コンボイ司令官の項目が爆発するー!

ほおおおおおおおおぉぉぉぉ!!!

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