地方リニアルート変更の動き 知事、関西経済界に「不満」 奈良2013.12.13 02:04

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リニアルート変更の動き 知事、関西経済界に「不満」 奈良

2013.12.13 02:04

 ■同時開業決起大会も不参加の方針

 荒井正吾知事は12日の定例会見で、リニア中央新幹線の「奈良市付近」のルートを変更しようとする京都府側に同調する一部の関西経済界の動きに「不満」と不快感を示した。13日に関西経済連合会や関西広域連合などが大阪市内で開く、大阪同時開業をアピールする決起大会に参加しない方針も明らかにした。

 荒井知事は「早期開業、東西同時開業という趣旨は大賛成」としながらも、「ルートについては、すでに(奈良市付近で)決着している。国で決まったことを関西でひっくり返そうとするのはおかしい」と批判。「この件については、クレームはありますが、論争はありません」と京都側との立場の違いを強調した。

 リニア中央新幹線のルートは、昭和48年の基本計画に続き、平成23年の整備計画でも「奈良市付近」と明記されている。

 しかし、京都府や京都市などが京都駅への誘致を始め、関西の一部自治体に同調する動きもある。関西経済界からは、奈良、京都両府県の話し合いを促す意見も出ている。

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