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「日本流アニメ」をインドへ
12月14日 6時24分

「日本流アニメ」をインドへ
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国産のアニメが登場し、アニメ市場が拡大しているインドで、日本のアニメ制作の手法を伝授しようと制作者を育てるインド初の研修所を日本企業などが開設し、今後、日本流アニメの人気が広がっていくのか注目されています。

人口12億のインドでは、3人に1人が18歳以下で、アニメ産業の市場規模は日本円で200億円に上ります。
6年前には初の国産アニメの放送が始まるなどアニメ市場の拡大が進み、最近では、アニメのキャラクター商品を専門に扱う店もオープンしています。
こうしたなか、ことし10月、インド南部のバンガロールに日本の制作会社などがアニメの制作者を育てるインド初の研修所を開き、専門学校などでデザインや美術を学んだ18人が通い始めました。
インドではパソコンを使ったアニメ制作が主流ですが、研修生たちは、滑らかな動きや自然な表情を表現するため、日本人のアニメ制作者から日本流の手書きの手法を学んでいます。
研修所を作った制作会社社長の川端基夫さんは「成功させて1人でも多い子どもたちに日本流のアニメを見せたいと思っています」と話していました。
日本のアニメ業界では、これまでアニメの制作を中国や韓国に委託してきましたが、人件費が高騰するなか、よりコストの安いインドなどの新興国にシフトしようと模索する動きが広がっており、今後、日本流のアニメが定着し、人気が広がっていくのか注目されています。

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