18年にわたり宙に浮いたままになっている映画『独島(日本名:竹島)守備隊』の制作を支援するため、各界が取り組みを始めている。映画の制作を推進する檀国大学のイ・スンヨル教授は今月12日「映画の制作のため『100人委員会』を立ち上げ、発起人名簿には現在50人以上が署名している」と発表した。
同委員会には、政官界や学界、財界、文化人など各界各層の人物が名を連ねている。与党セヌリ党のチェ・ギョンファン院内代表をはじめ、李在五(イ・ジェオ)、鄭柄国(チョン・ビョングク)、朱豪英(チュ・ホヨン)の各議員など14人が賛同した。また、野党・民主党からも朴映宣(パク・ヨンソン)、李洛淵(イ・ナクヨン)、禹相虎(ウ・サンホ)の各議員など15人が賛同することを約束した。文化隆盛委員会の金東虎(キム・ドンホ)委員長や、東北アジア歴史財団のキム・ハクチュン理事長も名を連ねている。このほか、警察委員会の成楽寅(ソン・ナクイン)委員長や、合同参謀本部のシン・ウォンソク作戦本部長(中将)なども賛同する意思を表明した。
「独島守護活動」で有名な誠信女子大学のソ・ギョンドク教授や、慶煕大学のキム・ヘジョン副総長、リョヘ研究所のキム・ヨング所長など学界関係者の賛同も相次いでいる。また、ソウル映像委員会のイ・ジャンホ委員長や、富川国際映画祭のキム・ヨンビン執行委員長、映画振興委員会のキム・ウィソク委員長など映画界の関係者、俳優のアン・ソンギさん、イ・ドックァさん、歌手のチェ・ヒジュンさん、イム・ヒスクさん、イ・ムンセさんといった有名芸能人も支援の意思を表明している。イ・スンヨル教授は「国家元老会議や東北アジア歴史財団なども後援について打診しているほか、在外韓国人の実業家たちも関心を示している」と語った。
『独島守備隊』は、6・25戦争(朝鮮戦争)中に「独島義勇守備隊」を結成し、日本と数回の海戦を行い、独島を守った故・洪淳七(ホン・スンチル)大将の生涯を描く作品だ。