BPO:フジテレビに暴力、際どい演出など3論点指摘
毎日新聞 2013年10月23日 00時37分(最終更新 10月23日 14時50分)
放送倫理・番組向上機構(BPO)の青少年委員会(汐見稔幸委員長)は22日、女性アイドルへの暴力行為があったと視聴者から指摘されたフジテレビ系「FNS27時間テレビ」のコーナーについて「(不快に感じる)視聴者に対する想像力が不十分だったといわざるをえない」として「出演者の身体に加えられる暴力や危険行為」「女性アイドルや女性芸人に対する性的な際どい演出」「地上波の公共性に対する認識」の三つを論点に挙げ「委員会の考え」を公表した。
放送があったのは8月3日放送の「生爆裂お父さん27時間テレビスペシャル!!」。男性タレントが女性アイドルにプロレス技をかけた後、顔や頭を踏んだり蹴ったりする場面が複数回あった。
9月3日に審議入り。同委はフジテレビから報告書の提出を受け、制作担当と意見交換してきた。フジテレビ広報部は「今回の意見交換を今後の番組制作に生かしていきたい」としている。