東京電力は13日、福島第一原発の建屋海側の護岸の観測井戸の水から放射性ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が1リットルあたり180万ベクレル検出されたと発表した。過去最高値という。

 東電によると、検出したのは2号機東側の護岸に掘られた観測井戸で12日に採取した井戸水。この井戸から採取された井戸水はこれまでも汚染水の濃度が最も高かった。近くには高濃度汚染水がたまっている坑道がある。東電は、壊れた場所から周囲の土壌に汚染水が染み出しているとみている。