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「大井川の渇水対策を」 掛川市長、JRに要望へ

(2013/12/13 07:56)

 JR東海のリニア中央新幹線整備計画で大井川の流量減少が懸念される問題で、掛川市の松井三郎市長は12日の定例会見で「影響は少ないというJRの捉え方は疑問。深刻に考えてほしい」と注文を付けた。
 環境影響評価(アセスメント)準備書でJR東海はリニア完成後、大井川上流部で流量が現状から毎秒約2トン減るという予測結果を示した。毎秒2トンは下流域の7市63万人が利用する大井川広域水道企業団の水利権量と同じ。特に西岸の掛川市は飲料水だけなく、農業、工業用水でも9割以上を大井川の水に頼っているため、松井市長は「渇水が心配。市民生活に支障が出ないように万全の対策が必要」と強調した。
 JR側は県と静岡市の環境影響評価組織とは別に、大井川水利調整協議会に対して18日に島田市で説明会を開く予定。松井市長は「詳細な説明を聞いた上で下流域の市と連携し、年明けに県と静岡市を通してJRに意見要請をしたい」との方針を示した。

 

 

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