「日韓交流おまつり」という行事が15日、ソウルの大型展示施設で開かれる。2005年の国交正常化40年を記念した「日韓友情年」に始まったもので今回で9回目だ。
韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権やメディアの反日姿勢に収まる気配はなく行事の趣旨である「友情」や「交流」も色あせたのではないかと思っていたら、行事をサポートするボランティアの募集には700人の枠に対し、昨年の約950人を上回り、過去最多の約千人が応募したという。
日本の自治体や企業などが出展し、アニメから和服の着付けなど幅広い日本文化に接して地酒や食べ物を堪能できる趣向。昨年の入場者は4万人だったが、今年も同程度が見込まれるという。それだけ日本のソフトパワーは魅力的なのだ。
協賛金を募った企業の中には「時勢柄、辞退したい」としたところもあったが、それでも「匿名なら」と応じた企業もあるという。日本大使館の担当者は「政治の関係悪化は深刻だが、経済、文化関係への影響は最小限にとどまっているようだ」と胸をなで下ろしている。
慰安婦や竹島問題で政府、メディアと一部の団体があれだけ反日宣伝をしているのに、国民の中にはこんなに“日本好き”がいるのか。韓国とは不思議な国だ。(加藤達也〔ソウルからヨボセヨ〕)