東国原氏 議員辞職の意向表明12月11日 19時37分
日本維新の会の東国原英夫衆議院議員は「党の理念が変質している感が否めない」として離党届を提出し、記者会見で、近く議員辞職願を提出する意向を正式に表明しました。
日本維新の会の東国原衆議院議員は11日夕方、国会内で松野国会議員団幹事長と会談し、「党の理念や政策、方向性が変質、変容している感が否めず、党内での私の一定の役割は終わった」として、離党届を提出しました。
このあと東国原氏は記者会見し、「維新の会の政策理念が旧たちあがれ日本と合流したことをきっかけに、国家観や歴史認識などでずれが生じ、維新らしさが日に日になくなっていくと感じた」と述べました。
そのうえで東国原氏は、「この数か月間、熟慮した結果であり、比例代表で当選した以上、離党したら議席を党に返すのが筋だ」と述べ、近く議員辞職願を提出する意向を正式に表明しました。
また、記者団が「次の東京都知事選挙や、宮崎県知事選挙に立候補する考えはあるか」と質問したのに対し東国原氏は、「都知事選挙は行われるかどうかも含めて、全く分からない状況であり、立候補するという考えも、計画もないとしか答えられない。宮崎県知事選挙も、計画も予定もない」と述べました。
松野幹事長「大変残念だ」
日本維新の会の松野国会議員団幹事長は、記者団に対し「なんとか慰留しようとしたが、本人の決意は固かった。これまで一緒に取り組んできた仲間であり、今後の野党再編でも、力を貸してもらえると思っていただけに、大変残念だ。『党の理念や政策が変質、変容した』という東国原氏の批判は当たらず、有権者に約束したことからずれたことは全くない」と述べました。
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