ＫｉｎＫｉプレミアムライブ　アルバム発表記念　倍率６００倍！

　ＫｉｎＫｉ　Ｋｉｄｓが１２日、東京・丸の内のライブレストラン「コットンクラブ」で、４日にリリースしたニューアルバム「Ｌ　ａｌｂｕｍ」の発売記念スペシャルライブを行った。いつもは東京ドームで５万５０００人を熱狂させているが、この日の観客は、アルバム購入者特典で７万２０００件もの応募から抽選で選ばれたわずか１２０人。堂本光一（３４）と堂本剛（３４）は「近すぎる！」と目の前のファンに驚きながら、キンキ史上最もプレミアムなライブを楽しんだ。

　アイドルのライブで定番のペンライトもうちわも、この日はなし。客席のテーブルに置かれたキャンドルが、大人っぽいムードを演出する。２人がさりげなく会場後方から現れ、客席の間をぬってステージに向かうと、ファンはあまりの近さに驚き、声を掛けることもできなかった。

　倍率６００倍の抽選をくぐり抜けた幸運なファンの前で、２人は「むくのはね」「スピード」など新作から６曲を披露。東京ドーム公演を１６年も続けているキンキにとって、０９年の「Ｊ　ａｌｂｕｍ」発売記念「２４６人限定イベント」を超える、史上最もプレミアムなライブとなった。

　最前列のファンまではたった５０センチという、生の歌声も届く距離。光一は「近すぎて、どうしていいかわからん。高さ的に、視線が股間ですもん」とぶっちゃけて苦笑い。剛は「このステージでそんなこといったやつおらへんで…」とつられて笑っていた。

　アットホームな雰囲気に、２人のトークもファンと会話しながら、いつも以上に砕けた内容になった。誕生日プレゼントの話題から、剛は「僕もずっと（光一に）あげてますけどね、ずっともらえてない…」と告白し、「お前、来年は絶対よこせよ。これまでの何年分やぞ。車とかやぞ」と盛大にリクエストした。

　さらに剛は「ユンボ（油圧ショベル）ちゃうぞ。俺免許持ってへん」とボケたが、光一は「特殊車両…。お前、資格取れよ」と不敵な笑みを返し、剛はタジタジに。剛が３５歳になる来年４月１０日、光一からとんでもないプレゼントが届くかもしれない。