オリオールズも松坂に興味　代理人は長期化を示唆

　松坂争奪戦！？　オリオールズのダン・デュケットＧＭが、「松坂の名前はわれわれのリストの中にある」と松坂大輔投手（３３）＝メッツからＦＡ＝の獲得を検討していると明かした。来季のオ軍先発陣は、今季途中にカブスから途中移籍してきたフェルドマンがＦＡでアストロズに移籍したこともあり、頭数が足りない状況。若手も多く、同ＧＭは「松坂は経験があるベテラン投手」と日米で１６１勝を挙げている３３歳の経験値も期待してのリストアップとなった。

　オ軍は現在、抑え投手と外野手の補強に資金を集中させており、１００万ドル（約１億円）前後とみられる松坂の年俸も魅力の一つ。松坂に対しては今季途中に移籍したメッツも再契約を検討中。今オフは楽天・田中の動向が定まらず、ほかのＦＡ投手の移籍先も決まっていないだけに、松坂を受け持つマーク・ピーパー代理人はこの日、「いつ、どこに決まるかという話はまだ早すぎる。時間がかかる」と交渉の長期化も示唆した。