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【プロ野球】

鳥谷 3億円の責任感

2013年12月13日 紙面から

会見を終え席を立つ阪神・鳥谷 敬=球団事務所(撮影・田中太一)

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 阪神の鳥谷敬内野手(32)が12日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2000万円アップの年俸3億円で更改。主将として「チームの士気を上げる。そのような事をキャンプから試しながらやっていけたら」と、これまで以上にキャプテンシーを向上させ、優勝に導く考えを示した。

 鳥谷が今季を振り返りながら、チームに刺激を与えていく決意を込めた。8月下旬の東京ドームでの巨人戦3連敗が優勝争いの明暗を分けたのは確か。だが、鳥谷がそれ以上に反省点としてあげたのが、その後のムードづくりだった。

 「中心でやっているわけだから、チームがズルズルいかないような方法を探りながらいきたい。3連敗して(優勝は)難しいんじゃないかという雰囲気になっていた。もっと別の形でチームとして盛り上げる方法もあったんじゃないか」と自問自答。来季に向けて「休みの日に、全員で練習するのも良いかもしれない」と、チームが落ち込み気味の時は休日、移動日の全体練習で盛り上げていく私案も披露した。

 今季は144試合に出場し打率2割8分2厘、10本塁打、65打点。遊撃で2年連続フルイニング出場を果たした点も高く評価され、球団側は複数年契約の用意もしていたが、本人たっての希望で海外フリーエージェント(FA)権を行使しないままの単年契約となった。

 「一年一年を、自分のモチベーションとして勝負していきたい」と鳥谷。己を高めることはもちろん、チーム全体に鳥谷効果をもたらし、9年ぶりのペナント制覇に導く。 (中谷秀樹)

(金額は推定)

 

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