BUZZ-〔外為マーケットアイ〕ドル103.82円付近、材料続かず一本調子の上昇困難との声
[東京 13日 ロイター] -
〔外為マーケットアイ〕
<14:57> ドル103.82円付近、材料続かず一本調子の上昇困難との声
ドル/円は103.82円付近。103.92円まで上昇して2008年10月以来の104円台に迫ったが、オプション絡みの防戦売りで上昇を阻まれた。
米連邦準備理事会(FRB)の早期緩和縮小観測、日経平均株価 の堅調推移でドル/円は上げ基調を強めたが、市場からは「達成感もそろそろ出つつある。今の材料のなかでは一本調子の上昇は難しいだろう」(邦銀)との声が出ている。
<14:30> ドル103.91円付近、FOMCで緩和縮小示唆なら円売り活発化か
ドル/円は103.91円付近。年初来高値を更新したことで上昇に弾みがつき、104円回復をうかがう展開となっている。
来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)が焦点。米財政協議の進展や市場予想より強い米小売売上高でFOMCでテーパリング(緩和縮小)が決定される可能性があるとの見方が高まっており、ドル/円上昇の一因になっている。
FOMCについて三菱東京UFJ銀行の内田稔チーフアナリストは、3つのシナリオを示す。メーンシナリオは、テーパリングには踏み切らないものの、米財政協議の進展や米労働市場の回復を踏まえてテーパリングが近いとのメッセージを発するというもので、50%の確率と予想している。
一方、イエレン次期FRB議長が公聴会で緩和がなお必要と述べてからまだ1カ月で、先行きの米雇用統計への不透明感もくすぶることから、「何もしない」展開も想定できるとし、実現可能性は40%とする。テーパリング決定はリスクシナリオで、実現可能性は10%にとどまるとみている。
メーンシナリオ通りの結果となった場合、株安となってドル/円が下押される可能性があるものの、内田氏は「テーパリングが近いとなると調達通貨として円がいよいよ前面に出てくることになるので、円売りがけっこう活発になる可能性をみておく必要がある」と話す。
<13:04> ドル/円が年初来高値更新、株高追い風に5年2カ月ぶり高値
ドル/円が年初来高値103.74円を上回った。日経平均株価 の堅調推移を追い風にストップロスを巻き込んで103.85円まで上昇。2008年10月6日以来の高値をつけた。
米財政協議が合意に達し、11月米小売売上高が強い結果になったことで、市場では来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリング(緩和縮小)が決まるとの観測が高まっている。ドル/円は来週にかけて騰勢を維持するとの見方が出ている。
<11:23> ドル103.56円付近、FRB副議長候補フィッシャー氏浮上の影響じわり
ドル/円は103.56円付近。前日の海外市場では、米テーパリング(緩和縮小)観測の強まりを受け、米金利が上昇、米株は下落したが、市場ではこの背景に米連邦準備理事会(FRB)の次期副議長候補にスタンレー・フィッシャー前イスラエル中銀総裁の名前が挙がっていることを指摘する声が目立つ。
参加者からは「フィッシャー氏が浮上したことで、金融政策の行方に不透明感が出てきた。イエレン次期議長だけではないということがあらためて意識される中で、相場にじわりと影響している」(大手邦銀)との声が出ていた。
<11:00> ドル103.53円付近、海外勢は利食い売りの動き
ドル/円は103.53円付近。日経平均株価 がもたつく中で足踏みしているが、依然として年初来高値(103.74円)が射程圏内にある。
市場では「日本人は明らかに買い遅れており、日本の短期投機筋などは買い上げているが、海外勢は引きずってきたロングをうまく利食おうとしている」(大手邦銀)と売り圧力の強まりに警戒する声が出ていた。
実需は、仲値公示にかけて輸入企業の買いが観測されたが、輸出企業の売りは目立たない。
<10:15> ドル103.48円付近、ポジション軽く「いっきに跳ねる可能性」
ドル/円は103.48円付近。日経平均株価 がマイナス圏に沈むなか、ドル/円、クロス円ともに上値が抑えられている。
市場では「今週上値トライを一回失敗したことで、年初来高値はやはり難しいとの判断から、ポジションを落としたところも多かった。いまはポジションが軽くなっており、もう一段上に行くといっきに跳ねる可能性がある」(大手邦銀)との声が出ていた。
<09:11> ユーロ142.32円付近、5年2カ月ぶり高値圏で推移
ユーロ/円は142.32円付近。日経平均株価 に対する期待感から朝方に5年2カ月ぶり高値となる142.53円まで上昇したが、日経平均株価が小安く寄り付いたことで上げ一服となっている。
ドル/円も一時103.66円まで上昇して、現在は103.56円付近。
日経平均はその後反発して、前日比52円高の水準で取引されている。
<08:37> ドル103.61円付近、米下院が予算案を可決
ドル/円は103.61円付近。一時103.65円まで上昇、年初来高値103.74円を試す展開になっている。
米下院は13日、超党派の予算案を可決した。上院は来週採決する見通しで、その後オバマ大統領が署名し立法化される。
堅調な米経済指標が相次ぐなか、テーパリング(緩和縮小)の足かせになりかねなかった財政協議が決着したことで、市場では17─18日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)でのテーパリング決定観測が広がっている。
<08:14> 豪ドル0.8930米ドル付近、豪中銀総裁の水準言及で急落
豪ドル/米ドルは0.8930米ドル付近。前日の海外市場では、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)総裁が豪ドルレートの水準に言及したことで0.8916米ドル付近まで急落、8月30日以来の安値をつけた。
スティーブンス総裁はメディアのインタビューで、豪ドルは0.8500米ドルに近づくことが必要との認識を示した。
<07:49> きょうの予想レンジはドル102.90―103.90円、年初来高値試す
ドル/円は103.59円付近、ユーロ/ドルは1.3749ドル付近、ユーロ/円は142.40円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が102.90―103.90円、ユーロ/ドルが1.3700─1.3800ドル、ユーロ/円が141.60―142.90円。
前日の海外市場では、ドルが上昇した。11月の米小売売上高が予想を上回ったことで米金利が上昇、ドル買いを誘った。東京時間の朝方に対円では103.63円まで上昇、5月22日以来の高値をつけた。オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)総裁の発言で豪ドルが米ドルに対して急落したことも、米ドル相場をサポートした。
シカゴの日経平均先物がしっかりしていたことから、円売りも進み、ユーロ/円は東京時間の朝方に142.47円まで上昇、約5年2カ月ぶりの高値を付けた。
市場では「実質五・十日ということもあり、ドルは買われやすい。週末だが、ユーロ/円が5年2カ月ぶりの高値をつける中でドル/円はまだ達成感が出ておらず、年初来高値を試す動きになるだろう」(国内金融機関)との声が出ていた。
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