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コウノトリ 900キロ離れた喜界島に12月12日 13時47分
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国の特別天然記念物で、ことし6月に兵庫県豊岡市で巣立ったコウノトリが、およそ900キロ離れた鹿児島県の喜界島に飛来しているのが確認されました。
コウノトリが確認されたのは鹿児島県の喜界島の牧草地で、11日午後2時ごろ、1羽が羽を休めながら餌をついばんでいる姿を地元の男性がビデオカメラで撮影しました。
コウノトリを自然に帰す取り組みを進めている兵庫県豊岡市の県立コウノトリの郷公園によりますと、このコウノトリは、足に付けられた赤や青の標識から、ことし4月に豊岡市内で生まれたオスだということです。
このオスは6月に巣立ちしたということで、南西におよそ900キロ離れた喜界島まで飛来したことになります。
コウノトリの郷公園によりますと、これまで豊岡市で巣立ったコウノトリで飛来が確認できた国内最南端の場所は、鹿児島県大隅半島の佐多岬でしたが、今回はそれよりもさらに300キロ南下しています。
コウノトリの郷公園では「コウノトリは餌場を探してあちこちに飛んでいくが、海を超えて離島にまで飛んでいくのは珍しい。野生復帰を進めるために、見かけた人は餌などを与えずにそっと見守ってほしい」と話しています。
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