43本塁打を放ち、キングとなった2005年、広島時代の新井の打撃フォーム【拡大】
そのうえで「スタンスがそのときの方が、いまよりも狭い」と発見もあった。修正点をバットを振って改善していく。
フォームとともに、バットも新しいタイプの使用を試みている。今季の33・75インチ(約85・7)から、0・75インチ(約1・9センチ)も長い34・5インチ(約87・6センチ)に再挑戦中。中日・落合GMが現役時代に使っていたモデルだ。37歳のシーズンを前に、心機一転する。
「もう一回振り返ってみる。いい転機じゃないかな」
来季、4番候補としてゴメスがチームに加わる。キング打法をよみがえらせ、一塁を守る助っ人に、抗ってみせる。(西垣戸 理大)
★13、16日も開催
新井が参加したのは、阪神航空主催のトークショー日帰りツアー(琵琶湖グランドホテル京近江)。13、16日にも開催され、13日には新井良、大和。16日には能見、藤井が登場する。
新井の2005年
内田順三コーチ(当時)の指導の下、打撃フォームを改造したことで、本塁打を量産した。6月28日の阪神戦ではランスに並ぶ球団タイ記録の6試合連続本塁打を記録。山本浩二の持つ広島の球団年間本塁打には1本およばなかったものの、シーズン43本塁打で本塁打王を獲得。打率も自身初の3割超え(・305)を果たした。
(紙面から)