【釣り】

　碧南海釣り広場（愛知県碧南市）で１０年ぶりともいわれる珍現象が起きている。何と４０センチ前後のタチウオが湧いているのだ。１２月に入って大釣りが聞かれだすと、うわさは瞬く間に広まり、先週末は大にぎわいだったという。なぜ今季、これほど接岸したのか真相は不明だが、釣ったタチウオの腹を割いた人の話によると、３センチほどの小さなエビが詰まっていたという。周辺海域にエビが大量発生し、それを追ってきた可能性も浮上している。突然ドロンと消えることから「幽霊魚」とも呼ばれる魚だけに、今後の見通しは立てづらい。もうしばらく続いてくれるとありがたい。　（海老原秀夫）（12月13日 紙面から） ［→記事全文へ］