※この記事は、5月31日 汚染地域の子供を疎開させる方法(案)に関連しています。

山本太郎が見た福島の現実  (31:41)
【追記】※削除されたようなので、DMを追記します。
http://www.dailymotion.com/video/xk1bxv_20110720-yyyyyyy-yyyyy_news

とにかく、削除される前に見てください。
後ほど内容を起こして、ログ残します。

・・・失礼します。

【追記】
7月20日スーパーニュースアンカー
(村西C)深刻さを増す放射能汚染、俳優の山本太郎さんをスタジオに招いて福島の現実に迫る。
俳優の山本太郎さんは放射能汚染が広がる福島を現地取材。
今子供たちに必要なものとは?


(山本浩之A)いつもはレギュラーコメンテーターの青山さんがニュースの裏側を解説されていますが、今日は緊急企画として、山本太郎さんと一緒に様々な影響が出始めている放射能汚染について考えていこうと思う。
反原発を宣言されて、このところ精力的に活動されてますね。
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(山本太郎氏:以下太郎氏)そうですね。本業より忙しいです。

(山本A)あの、10年以上前ですか、一緒にレギュラー番組をやらせていただいて、その頃はこんなに社会問題に精力的に取り組む人だとは思わなかった。

(太郎氏)僕も思わなかったですね。こんな日がくるとは・・・

(山本A)どうして、駆り立てられてるんですか?

(太郎氏)やっぱり原発っていう問題に対して、非常にリスクの大きい発電方法だということは、なんとなくは知っていたけれど、ここまで深刻な状況だということは知らずに、そしてそのことに対して声を上げられなかった自分に対する怒りというのが一番大きいと思います。原動力としては。

(山本A)それは3月11日のこの原発の事故以来、いろんなものを見てそういう気持ちが高まってきたということですか?

(太郎氏)そうですね、自分への怒りという部分と、あとはやっぱり政府の対応の遅さというか、そういうものにやっぱり怒りを感じてというのが、自分が声を上げなきゃと思う始まりだったような気がします。

(山本A)では、具体的に見ていきたいと思います。今回は、太郎さん自身が福島で取材に当たって・・・

(太郎氏)そうなんですよ。福島のほうに取材に行ってきました。
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福島市に行ってきました。福島市は福島第一原発から60kmの場所にあります。福島第一原発の周りに、このように避難区域が設定されていますよね。20km、30km、この30kmのところには人を戻そうとしていますが、そこよりもまだ遠い、60km離れた福島市。ここも高濃度に汚染されている地域なんですね。ここでも普通の生活を強いられているという現状を見に行こうということで、取材に行ってきました。

<02:25->

(太郎氏)福島市にきました。中心部からおよそ10分、15分くらい移動してきたところです。ちょっと高台にある閑静な住宅街に今来ています。
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ぱっと見、何一つ変わらない生活が営まれているんですけれども、目に見えないものに脅かされているそうです。

(ナレーター)早速近くの住宅街で公園の放射線量を測定してみると・・・・
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(太郎氏)公園に入ってみると、手入れはされていない様子ですね。恐らく自治体が計測したら、高い数値が出たので、もう住民がここの公園には行かないという気持ちが生まれてきているのではないですかね?2.3!2.45・・・。これ空間線量だけでそんな数にいっちゃうんですか?外部被ばく的なことですよね・・・。
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(ナレーター)測定された毎時2.3μSVから年間被ばく量を計算すると、政府が計画的避難指示を出した年間被ばく限度20mSVを上回る。
子供たちの姿が消えた町。

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市営住宅の児童公園には、立ち入り禁止の立て札が・・・。

-測定器の異常音

(太郎氏)見てください。
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ちょっとえぐい数字が・・・。今4.7までいったん上がりました。今下がりましたけど。

(太郎氏)ここ、公園が封鎖されてるじゃないですか。これは線量が高かったからですよね?

(女性)そうです。

(太郎氏)ここにお住まいなんですか?

(女性)はい。そうです。普通に考えてちょっと住んでいたくはないですね。ちょっと避難したいなって思うんですけど、やっぱりまだ避難区域にもなっていないので、あとちょっとお金の面でも避難するってなると家族が多いので・・・

(太郎氏)国からのそういう補助が出るってなれば、やっぱり避難する方向に動いていきますかね?

(女性)はい。そうですね。
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(ナレーター)福島第一原発からおよろ60km離れていても、高い放射線量を示す地域が広範囲に広がる福島市の現実。夏を迎えた今も、子供たちの多くは、長袖長ズボン姿で通学し、マスクをしなければならない。
そんな中、衝撃的な事実が市民グループの調査で明らかに・・・。それは・・・。
「内部被ばく」
(福島老朽原発を考える会/青木一政氏)調査した10人のお子さん、全員から全員の尿からセシウム134、137が検出されました。このことは、福島市周辺の子供に、極めて高い確率で内部被ばくの可能性があるということを示唆しています。

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(ナレーター)福島市在住の6歳から16歳の男女、10人の子供の尿を採取し、フランスの研究機関ACROで検査をした結果、全員から放射性セシウム134と137が検出されたのだ。
遂に恐れていた内部被ばくが現実のものに・・・。

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(仏ACRO/ボアイエ理事長)So, to have a more accurate information, we need to do Whole Body Calculer.
さらに正確な状況を把握するには、WBCでの測定が必要です。

(ナレーター)放射性セシウムは、子供たちの身体にどのような影響を与えるのか、放射線被ばくに詳しい医学博士の崎山比早子さんは・・・

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(崎山氏)いままで言われていなかった内部分泌線や免疫をつかさどるそういう臓器にセシウムは一杯たまる。ガン年齢に達する前に、死ぬっていうことだってあるわけですよね。

(ナレーター)チェルノブイリ周辺国で、子供の遺体の病理解剖で明らかになったのは、体内に取り込まれた放射性セシウムが臓器に蓄積し、特に子供は大人より蓄積率が高いという事実だ。

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(崎山氏)臓器の重量あたりの蓄積率というのが、子供は大人の3倍。特にその心臓とか甲状腺とか脳とか、そういうところ。それに加えて、子供は細胞分裂が盛んだから、放射線に対する感受性は3倍という人もいるし10倍という人もいる。年齢によりますよね。だからダメージは大人の何十倍ってなるんじゃないですかね?

<07:00->

(ナレーター)我が子の尿から放射性セシウムが検出された親たちが、その胸の内を山本太郎に語った。

(9歳男の子の母)どのくらい留まっていたんだろう、身体の中に。留まっていれば留まっているほど、やっぱり放射線を出し続けているわけですよね。だから今後、彼の体の中に入っていたということは、将来的に何らか、もしかして影響があるかもしれない。じゃ、それを私がそこで受け止められるかな?って。

(8歳女の子の母)もっと勉強したりして知識をつけるなりしておかなかったのかなって・・・。知識があれば、もっと早い段階で逃げれたし、子供に対して申し訳なかったなって思ったのがまず最初。

(16歳男の子の母)うちは子供がすごくショックを受けました。

(太郎氏)子供自身が?

(16歳男の子の母)はい。それから子供の行動っていうのは、「じゃあ自分はこれからどうしたらいいか」って結構真剣に考えはじめまして、「命」と向き合っているかな。そういうことで、こちらが「避難」という言葉がはっきりと出てきた。「入った高校辞めるなんて考えられない」って言ってた子が、将来のことを考えたのかなと思うんだけど、「そういう方法だったら僕助かるのかな?」とか、そういうのがポロポロ出てきたんですね。

(9歳男の子の母)私は、戦わなきゃいけない。子供のために戦わなきゃいけないんだな、親として。そういうふうに思いました。とにかく泣き寝入りだけはしたくない。

(6歳男の子の父)まちがいなく皆被ばくしているわけです。そういう意味で、この結果で自分たちの子供のこともあるんですけど、それを皆はやく浸透してもらって、少しでも子供たちを逃がす、そのきっかけの一つにでもなればいいかなと思う。

(16歳男の子の母)全員にですね、福島市も郡山市も、福島県内全員の最低子供さんだけでいいですから、内部被ばくの検査をさせてほしいと思います。

<09:00->

(山本A)とても印象に残ったのが、太郎さん、今回はそんなに時間がないので、限られた取材時間の中で、インタビューをされていっていると。たまたま通りかかった女の子、あの子は放射線の自分がどのくらい汚染されているのかっていう不安と戦いながら、今置かれている状況っていうのをまだそんなに大きくない子供だと思うんですけど、一所懸命しゃべっているじゃないですか。

(太郎氏)普通じゃないですよね、もう。線量が高すぎて閉鎖されてしまった公園がまん前にあるんですよね。その裏手に回ったりもしたんですけど、かなり高い線量で、そこに住まなきゃいけないという現実ですか。だから、国が定めた20mSVっていうのは、被曝限度、国際的な被ばく限度の20倍に当たるんですよね。それを無理やり押し付けて「大丈夫だ、安全だ」と言い続けていることの罪深さみたいなものをすごく感じますよね。
お住まいの方々だったり、尿からセシウムがでた親御さんたちだったりは、とにかく震災後は、子供たちを外に出さなかったと。原発のことが心配だったからと。で、中には、原子力関係の方につながりがあって、メールを頂いて「とにかく避難しろ」というような返事もあったけれども、とにかくその手はずが整うまでは、子供を一歩も外に出していないと。けれども、尿からセシウムが出てしまった。ということは、その原因は何だと考えた時に、やっぱり内部被ばくというのがすごく大きいと思うんですね。外部被ばくというのは、空間線量だったりっていうものから与えられる被ばくじゃないですか。外部被ばくは洗ったりすることによって、除染という形に出来たりするんですが、一番やっかいなのは、内部被ばくだと。その内部被爆というものは、呼吸からだったり、食物から取り入れるわけです。

(山本A)そこで、避けなければならない内部被ばくについて、給食についても気になるところがあると?
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(太郎氏)そうなんですね。小さなお子さんの親御さんが一番心配されているのは、毎日食べる給食のことなんです。福島市立の小中学校の給食の食材というのが、福島県産を約40%使っている。そして地産地消をとなえていますから、とにかく「食べていこう、応援していこう」という形もあるんです。こちらのほうは一切放射能の測定は行われていない。市の教育委員会に聞いてみました。すると「流通している食品は暫定規制値以下の安全なものだけだ。だからそれを使った給食を検査する必要はない」という答えが返ってきたんです。

(山本A)ただ、このところニュースになっている牛肉からセシウムが検出されたのと同じように、いろんな食材で「これまでは大丈夫ですよ」って、流通で、スーパーの店頭などに置かれてきたものでも、セシウムが検出されていたものがあるということを考えると、もう一回これ、いちから食材そのものを検査する必要がありますよね。

(太郎氏)これは、絶対に必要なことであって、やはり父母からの要望はたくさんあるんですけれども、実施されていない現実があって、本当に放射能を正しく測るっていう意識があるかっていうと、多分、国にも行政にもないと思うんです。というのは、そのやり方(国の測定方法)っていうものを見てみれば、例えば魚だったら、頭・骨・内臓をとりのぞいてから、筋肉にたまりやすい、身にたまりやすいということで、そこだけを測定したりだとか、野菜にしてみたら、20秒洗ってからとか。一回20秒間手を洗ってみてください。無茶苦茶長い時間ですから。もうオペ前のお医者さんですよ。っていう、それくらいの長い時間なんですよ。だから、何とかしてどれくらい汚染されているのかっていうのを、はっきりさせないでおこうというような対応っていうのが表に出てきているんだと思います。

(山本A)透けてみえる感じがしますよね。島村さん今のVTRをご覧いただいていましたが、どういうふうに・・・

(島村氏)さっきのお母さんが言っていたことで気になったんですけど、自分は悪くないのに、一生子供に申し訳ないって責め続けている感情を抱かなければいけないのかなって、その気持ち抱きながら親子関係をずっと続けるっていうの、大変なことですよね。

(太郎氏)ホントに、地獄ですよね・・・。その思いから抜け出せることってほぼないですよね。ずっと責め続けなきゃいけない。

(島村氏)何のちょっと体調が悪くても、「これかー」って思ってしまうはずなんですよね。関係あってもなくても。そういうのってちょっと苦しいですよね。

<13:30->

(山本A)そしてもう一つ、今こういった放射性物質の規制値の基準がありますよね。太郎さんはその規制値そのものにも疑問を持っていると・・・?

(太郎氏)やはり世界と比べて特にチェルノブイリの周辺国、被害によって健康被害を出した国が出している数値というものとはとは、ちょっとかけ離れている。
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こちらになるんですけど、見ていただければ判ると思うんですが、日本の場合は、乳製品・牛乳200、野菜類500、穀類500、肉卵、魚なんかも500です。

(山本A)これは言ってみたら、一つの指標というか規制値になっているわけですか?

(太郎氏)そうですね。「これ以下であれば安全であるよ」っていうこと、「これをクリアすれば大丈夫だ」っていうふうに言っています。というのも、ICRPの韓国に基づいたもので・・・

(山本A)国際放射線防護委員会

(太郎氏)どちらかといえば、原発よりの委員会ですよね。その数値をクリアすれば大丈夫だと言っているんですが、けれども、チェルノブイリの周辺国であるウクライナ、こちらは、このような数値を出しています。

(山本A)あー、低いですねー。

(太郎氏)この数値を見ていただければわかると思います。一目瞭然ですよね。乳製品なんかは、倍ですよね。野菜類も10倍。

(山本A)これ、チェルノブイリ事故を経験しているウクライナでこの数字・・・。
(太郎氏)だから、チェルノブイリ事故を経験しているウクライナだからこそ、あと、ベラルーシなんかもそうですけど、この数値じゃないと、国の未来はないだろうということで、やはり内部被ばくへの心配というのはすごくしていると思います。

(山本A)こんなに高い数値なんですね。

(太郎氏)内部被ばくというものに対して、先ほど言ったICRPっていう・・・。いろんな機関があるんですね。それでそれぞれいろんな数値を出しているんですけれども、その中でもヨーロッパ放射線防護委員会っていうところがあるんです。ECRR。その中のバズビー博士っていう方がおっしゃっていたのでは、「外部被ばくに対して、内部被ばくというのは、300倍から1000倍の危険性がある」というふうに警鐘を鳴らしている。だから、数値としてはいろんなものがあって、厳しいもの、緩いものがあると思いますが、この日本で採択されているものは、ものすごく緩い数値なんです。でも、やっぱり何かを守る、命を守る、子供を守るというところに絶った場合、やっぱり予防原則に則って、厳しい数字を採択されなければ意味がないと思うんです。

(山本A)だからより厳しくするんだと。

(太郎氏)はい。だから今この数値というのは、ものすごく信じられない。恐らくこのまま食糧の汚染が進んでいけば、間違いなく基準を上げていきますよね。上げていかれたこと、この基準値を上げるということは、魔法のようなもので、ようは汚染された食べ物がキレイな食べ物になるということですものね。ということは、それ、どこにしわ寄せが来るかというと、はやり僕たち、そして何より子供たち。放射線への影響力、感受性が高い、崎山先生もおっしゃっていましたが、3倍~10倍ですから。

(山本A)大人と子供は基準が違うわけですものね。

(太郎氏)だから、子供も大人も基準が同じという数値に納得できる人がいるのか?ということです。

(山本A)これ、田中さん、こういった専門家、あるいはいろんな機関の検査結果や基準値の出し方っていうのは、専門家の声は政権には届いているはずだと思うんですけれども・・・

(田中氏)いや、今太郎さんが言った「原発より」っていう言葉を使いましたけど、利害関係がある人たちが規制・監督するっていう体制自体が間違いで、スリーマイルのときにアメリカの安全規制委員会が非常に強力に動いたんですけれども、いわゆる原子力村とは、独立した存在ですから、だからやっぱり原子力関係者に対して甘めに基準値を設定すると疑われてもしょうがないし、事実そうだと思います。だから、それがこういう結果になってきているのであって、もう根本的に馴れ合いだって言われてもしょうがないような・・・

(山本A)そうですね。これまでにも国内での航空機の事故、或いは鉄道の事故があったときも、それを調査するのは必ず政府の機関であったりする。完全にそれを独立したところがやるべきだと。

(田中氏)だから、耐震構造とか薬害とか、金融不祥事、みんな同じ。監督する側が、監督される側に世話になってたりするから、駄目なんですよ。それでは。

(山本A)もたれあいの構造ですよね、まさに。

(田中氏)だから、こういう基準値が出てくるっていうことですよね。「もしやそんなことないだろう」とどこかで思っているということ。

(山本A)あぐらかいてたんですね。
それと、もう一つ太郎さんは、行政の動きが鈍い、その鈍い行政に対して、市民で動き出しているところにも注目されているんですよね。

(太郎氏)そうなんですよ。「もうこのままじゃ駄目だ」と国も行政に任せていたら本当に生命のきけんまで及ぶということで、市民レベルで新たな動きが始まっています。市民放射能測定所というところなんですが、これは食糧などを自分たちで測ろうじゃないかと、今現在自分たちの周りにある食糧がどれくらいの数値なのかを把握しようということで、このような市民団体が動いたというか、市民たちが動いた。そしてこういう測定所を作った。
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(山本A)一緒にやっておられますね。

(太郎氏)僕、これスーパーで買い物をしてきて、しいたけとか、放射線の影響を受けやすいものだったり、あと、コンビニで売られているお弁当だとかそういうものからどういう数値が出るのかというのを調べてもらった。

(山本A)なるほど。皆さんの思いというのは、行政の動きがあてにならない、そうしたところから、自分たちで行動を起こさなければいけないということの表れですよね。

(太郎氏)そうですね。

<19:00->

(山本A)それともう一つ、今度は子供たちを守るために取り組んでいらっしゃることがありますよね。

(太郎氏)そうなんですよね。是非とも皆さんに知っていただきたい言葉、これです。

(山本A)「子供たちを放射能から守る、サテライト疎開」という言葉が出てまいりました。CMの後も山本太郎さんのお話を伺いたいと思います。

<CM>

(ナレーター)放射能汚染が広がり、避難区域以外からも自主的に避難する人々も増える中、福島市の市民グループの代表中手聖一さんは、これから避難しようとする人たちへのサポートを行っています。
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(中手氏)今現在で、恐らく3万人から4万人くらい、福島県内から自主的に県外に避難している人がいるんですよ。「夏休みだけも」っていう声もどんどん上がってきているし、これから本格的に避難や疎開が必要になってくると、ちゃんと公の機関もそれをサポートしなきゃなんなくなってきているのが、今だと思います。

(太郎氏)一番理想的な形というのはどういう形なんでしょうか?
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(中手氏)福島県としてのアイデンティティを守ってあげることなんです。放射能は悲しいけれど差別の問題も引き起こすんです。地域の中で。福島から来たというだけで、その差別に立ち向かえない人は、どんどん身を隠すようにして生きるようなことがあっては絶対にいけない。だから、避難先で福島からの疎開者のコミュニティが必要なんです。だから私が言っているのは、例えば、サテライト疎開を言っている。サテライト疎開というのは、いろいろなことがあると思いますが、小中学校で、例えば関西のほうに福島県立や福島市立でいいから、分校を建てるんです。そこに子供たち、或いはその親御さんも含めて、まとめて希望者が疎開する。そういうやり方。寄宿舎を作ってもらって、子供たちだけでもいいんです。あとは、支所なんかを、例えば神戸に作ってその周りに疎開した人たちが支所を核にして、コミュニティを作るとか。そうして福島からの疎開者が励ましあって疎開先で生活できるようにしないと。でないと、人間そんなに一人では強くないですよ。
で、今やっと先ごろ始まりましたけど、地元で除染計画が進もうとしています。福島市、伊達市、郡山市でね。一生懸命きれいにするからというのが始まったんです。「2年かかってここまできれいになった」「3年かかってここまできた」サテライト校で聞いた人たちも「来年からは本校に戻ろうか」こういう希望を持てるような疎開。それが一番今必要だと思います。これを是非、国策としてやってほしいと思います。

(太郎氏)のんびりしている暇はないですものね。本当に急いでやらなきゃいけないことですものね。

【その②】に続きます。

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