「家族前提で雇用」…過労死訴訟被告ワタミ参院議員の二枚舌
2013年12月11日 掲載
自民党も遺族を門前払い(今年6月)/(C)日刊ゲンダイ
渡辺はこの問題に口をつぐんだままだ。議員になった後も、「一切説明や謝罪はない」(父親の森豪さん)という不誠実さである。
■政治家としては存在感ゼロ
政治家としても、わざと隠れているのかと疑いたくなるくらいに存在感はゼロ。公式ホームページの活動報告も6月13日を最後に更新されていない。
そんな渡辺が今月9日発売のビジネス誌「プレジデント」に唐突に登場した。このタイミングだけに、言い訳だろうと思ったら、やはりその通り。
しかも、よくぞここまでヌケヌケと、と呆れ果てる内容なのだ。
例えば、「僕は従業員みんなが主人公だと思っています。それがワタミの29年前からの理念ですから」「うちは全員、家族です。そういう前提で雇用関係を結んでいます」と美辞麗句を連発。