大商会頭:「大阪に再度万博を」…うめきた2期開発で

毎日新聞 2013年10月18日 20時14分

 「万博を大阪にもういっぺん持ってこられないか」。大阪商工会議所の佐藤茂雄会頭(京阪電気鉄道最高顧問)は18日の定例記者会見で、JR大阪駅北側の「うめきた」2期開発区域の活用方法として、1970年に続く2回目の万博開催を熱っぽく語った。

 2期区域は、大規模緑地を都市デザインの中心として防災機能を持たせることを条件に、大阪府・市や経済団体などで作る協議会が18日から開発計画の公募を始めた。佐藤会頭は「高齢化社会、成熟国家での万博。どんなものを作っていくか面白いと思う」と述べ、高度成長期の万博とは違う姿に期待した。

 ただ、330ヘクタールもの土地に太陽の塔や人気パビリオンを擁した大阪万博に対し、2期区域は20分の1以下の16ヘクタール。開発を手がけるのは民間事業者で、夢の実現にはハードルが高そうだ。【久田宏】

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