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福島第一原発 労働超過で是正勧告
12月12日 18時28分

原発事故が起きた東京電力福島第一原子力発電所で収束作業に当たる作業員に、法律で定められた労働時間を超えて働かせていたとして、福島県の富岡労働基準監督署は元請けの東芝など18社に是正勧告を出しました。

是正勧告を受けたのは、福島第一原発で事故の収束作業を行っていた元請けの東芝と下請け会社の合わせて18社です。
福島労働局によりますと、18社は原発の汚染水対策に当たっていた複数の作業員に、法律で定められた1日の労働時間を超えて作業を行わせていたということで、労働基準法に違反したとしています。
労働基準法では、被ばくを伴うなど健康に被害を及ぼすおそれのある業務は、最大で1日10時間しか認められていませんが、東芝などによりますと、ことし7月から10月ごろにかけて数時間程度超えて働かせていたということです。
東芝などはNHKの取材に対し事実関係を認め、「待機や作業準備など危険な作業をしていない時間は有害な業務に含まれないと認識していた。現在は労働時間を正しく計算し、適正に対処している」と話しています。

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